
フランスのポータブルメディアプレーヤーメーカー、Archosは昨夜、Windows 7搭載のタッチスクリーン専用インターネットタブレット「Archos 9」を発表しました。ミニPCと銘打たれたArchos 9ですが、誰もが期待していたGoogle Android搭載のArchos MIDとは全く異なります。
薄型のArchos 9(厚さ0.63インチ)は重さわずか1.8ポンド(約800g)で、8.9インチの抵抗型タッチスクリーンディスプレイ(解像度1024 x 600ピクセル)を搭載しています。また、80GBのハードディスクとDVB-T放送用アンテナ(チャンネル視聴と録画を同時に行うため)も内蔵しています。
Archos 9は、クロック周波数1.2GHzのIntel Atom Z515プロセッサを搭載し、1GBのDDR2 RAMを搭載しています。接続性に関しては、Wi-Fi(802.11 b/g)、Bluetooth 2.1、10/100イーサネットポート、USB 2.0ポート2つを備え、現代のニーズにほぼ対応しています。
PMPシリーズと同様に、Archos 9はオーディオ・ビデオ出力(VGA)、ステレオスピーカー2基を搭載し、1.3メガピクセルのカメラとマイクを内蔵しているのでSkype通話も簡単に行えます。光学式トラックパッドとオンスクリーンキーボードは、ナビゲーションとデータ入力に使用できます。
新しいArchos 9の驚きは、そのオペレーティングシステムです。数ヶ月前から、このフランス企業はGoogle Androidベースのモバイルインターネットデバイスを発売すると予想されていました(「見てみたいクールなAndroidプロトタイプ11選」参照)。しかし、このラインナップではWindows 7がそれに取って代わりました。
もちろん、Windows 7を搭載しているため、Archos 9はMicrosoftがOSの最終バージョンを市場に投入する10月下旬まで発売されません。Archos 9の目標価格は約635ドルですが、正確な発売日はまだ発表されていません。