DellのXPS 13は、すでに優れたノートパソコンです。このノートパソコンが、今よりも40%も高速化されたらどうなるでしょうか。これが、Dellが月曜日にベルリンで開催されたIFAで発表した製品ラインのCPU刷新の約束です。XPS 13の最上位モデル2機種には、Intelの最新の第8世代Coreプロセッサー「Kaby Lake R」が搭載されます。
アップデートされたXPS 13製品ラインは9月12日より出荷開始となり、基本価格は799ドルですが、このモデルはKaby Lake Rを搭載していません。(実際、XPS 13の7つのCPUオプションのうち5つは、引き続きIntelの第7世代Kaby Lake CPUを採用します。)Core i7 Kaby Lake R Core i7モデルの開始価格は1,400ドルです。
クアッドコアチップが違いを生む
第8世代Kaby Lake R CPUは、ウルトラブックマシンで初めてクアッドコア(4コア8スレッド)処理能力を提供するCPUとなります。Intelが約束したパフォーマンス向上は、第8世代Core i7と第7世代Core i7(Kaby Lake)を比較したテストに基づいています。第6世代Skylakeから第7世代Kaby Lakeへの移行では、12~19%という比較的平凡な向上が見られました。

DellのXPS 13は、Intelの第8世代Kaby Lake R CPUを搭載して出荷される最初のノートパソコンの1つになります。
しかし、Dellはさらに期待を膨らませ、XPS 13の実装では最大 44%の性能向上を実現したと主張しています 。XPS 13シリーズに搭載される2つのKaby Lake R CPUは以下のとおりです。
- エントリーレベルのCore i5-8250Uは、ベースクロック速度が1.6GHz、ブースト速度が最大3.4GHzです。
- ミッドレンジのCore i7-8550Uは、ベースクロック速度が1.8GHz、ブースト速度が最大4GHzです。
これがなぜ重要なのか: Kaby Lake Rを搭載した最初のノートパソコンの一つであるDell XPS 13は、ノートパソコンにとって興味深い新時代の幕開けを告げる存在です。クアッドコアのパワーが、ノートパソコンとデスクトップPCの妥協点を覆す可能性を秘めています。XPS 13のベンチマークテストを行う機会があれば、詳細をお知らせします。