Linux デスクトップの年は終わりのない議論の対象かもしれませんが、現在 Linux デスクトップのニュースが続く週の真っただ中にいるようだということを否定する人はほとんどいないでしょう。

まず、月曜日に、SolusOS と、次のリリースに向けて開発中の GNOME 2 に似たものについて書きました。
そして火曜日に紹介したMATE 1.4のアップデート版がリリースされました。
最新ニュースは?水曜日に発表された KDE のメジャーアップグレードです。
「KDEは、KDE Plasmaワークスペース、KDEアプリケーション、そしてKDEプラットフォームのメジャーアップデートを含む最新リリースを発表できることを嬉しく思います」とプロジェクトチームの公式発表には記されています。「バージョン4.9では、多くの新機能に加え、安定性とパフォーマンスが向上しています。」
実際、新しいKDE品質チームのおかげで、KDEソフトウェアコンパイル4.9は「これまでで最高のもの」になったとプロジェクトチームは語っています。新機能の概要は以下のとおりです。
1. プラズマワークスペース 4.9
Plasma Workspaces 4.9 に含まれる多くの改善点の中には、Dolphin ファイル マネージャー、Konsole X ターミナル エミュレーター、アクティビティ、KWin ウィンドウ マネージャーに対する「大幅な改善」が含まれているとプロジェクト チームでは述べています。
たとえば、Dolphin は、戻るボタンと進むボタンが追加され、インライン ファイル名変更が復元されるように改良されました。
「Dolphin は、評価、タグ、画像やファイルのサイズ、作成者、日付などのメタデータを表示できるほか、メタデータのプロパティごとにグループ化したり並べ替えたりすることもできます」とプロジェクト チームは説明しています。
2. KDE アプリケーション 4.9
一方、KDE 4.9 で導入された新しい改良された KDE アプリケーションには、Okular、Kopete、KDE PIM、教育アプリケーション、ゲームなどがあります。
例えば、Okularドキュメントビューアの新機能として、PDFドキュメントに注釈を保存・印刷できる機能が追加されました。プロジェクトチームによると、検索、ブックマーク、テキスト選択機能も改善されています。さらに、「Okularは、プレゼンテーション中にノートパソコンがスリープ状態になったり画面がオフになったりしないように設定できるほか、PDFファイルに埋め込まれた動画を再生できるようになりました。」
3. KDE プラットフォーム 4.9
最後になりましたが、新しい KDE プラットフォーム 4.9 には、Frameworks 5 への準備に加えて、多数のバグ修正とネットワークの改善が含まれています。
KDE 貢献者の Claire Lotion 氏を偲び、KDE 4.9 のソースコードが無料でダウンロードできるようになりました。お試しいただける場合は、ぜひコメント欄にご感想をお寄せください。