
ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、ブラックベリーのメーカーであるリサーチ・イン・モーション社は、新型ブラックベリーのスマートフォンとそれに付随するタブレットをテストしているという。

ウォール・ストリート・ジャーナルの匿名の情報筋によると、この新型携帯電話はタッチスクリーンとスライド式キーボードを搭載している。新型BlackBerryオペレーティングシステム(BlackBerry 6)はiPhoneに似た機能を備えており、画面をスワイプしたりピンチインでズームしたりといったマルチタッチジェスチャーが使用可能。また、携帯電話の全データ(および一部のオンラインデータ)を検索できる「ユニバーサル検索バー」も搭載されている。さらに、4GBの内蔵ストレージと5メガピクセルのカメラを搭載する。
このタブレット端末はBlackBerryのコンパニオンとして動作することを想定しており、BlackBerryにテザリング接続することで携帯電話ネットワークに接続できるようになります。「RIMの計画に詳しい関係者」によると、このタブレットは現在開発の初期段階にあり、早ければ2010年末にも発売される可能性があります。
BlackBerryタブレットの噂は今回が初めてではありません。5月中旬、Boy Genius Reportが噂のタブレット端末に関する独占情報を提供しました。BGRによると、「複数の情報源」から、このタブレットは8.9インチ(対角)で、「あくまでも『コンパニオン』デバイス」(インターネットへの接続はBlackBerryとのBluetooth接続、またはWi-Fi経由のみ)であることが確認されたとのことです。BGRによると、このタブレットは2010年12月に発売予定とのことですが、RIMはそれよりも早く市場に投入したいと考えているとのことです。
RIM は、拡大し続ける Apple と Android の市場シェアに対抗するために、これらの新しいデバイスをできるだけ早く市場に投入しようとしているものと思われます。
RIMは現在、タッチスクリーン搭載の携帯電話をBlackBerry Stormのみ展開しており、ビジネス向け携帯電話の製造で高い評価を得てきました。しかし、最近ではiPhoneがかなりの数のビジネス顧客を獲得することに成功しています。AT&Tのビジネスソリューション部門CEO、ロン・スピアーズ氏によると、iPhoneユーザーの10人中4人は企業ユーザーです。
RIMは北米スマートフォン市場において依然として38%のシェアを維持していますが、1年前の54%からは減少しています。一方、Appleは18%から23%にシェアを伸ばしています。