Adobe 社は、Google の次期 Android オペレーティング システム「Honeycomb」バージョンをベースにしたタブレット向けの Flash サポートが「数週間以内」に提供される予定であると述べています。
HoneycombはタブレットPC向けに設計されたAndroidの最初のバージョンであり、大きな期待が寄せられています。MotorolaのXoomタブレットは、このソフトウェアを搭載した最初の端末として木曜日に発売されますが、初期バージョンはFlashをサポートしません。Honeycombを販売するVerizonは以前、Flashは「2011年春」に利用可能になると述べていました。

時期の言及があいまいだったため、Flash がシーズンの終わりまで利用できないのではないかと懸念する人もいたが、Adobe のブログの投稿では、リリースが若干早まると示唆されている。
「消費者は明らかにタブレット端末でのFlashサポートを求めており、朗報です。それほど待つ必要はありません。2011年には、Flashサポートを含む完全なWebエクスペリエンスをサポートするタブレットが50機種以上出荷される予定です。Xoomユーザーは、このメリットをいち早く享受できるでしょう」と、マット・ローゼン氏はAdobeのFlashプラットフォームブログに記しています。
Adobe 社は、Flash Player バージョン 10.2 がダウンロード版として提供されるか、または 2011 年後半に発売される一部のタブレットにプリインストールされる予定であると発表した。Adobe 社によると、Flash Player 10.2 により、デュアルコアのタブレットおよびスマートフォンのユーザーは、HD Flash ビデオと最大 30 フレーム/秒のビデオ パフォーマンスを利用できるようになるという。
このブログ投稿は、最近この製品が人々の購入意欲を削ぐかもしれないと指摘した多くの批評家に向けたものだと思われる。
たとえば、PC World の Daniel Ionescu 氏は、Motorola Xoom は多くの人から Apple の iPad の最初の真のライバルとみなされているが、800 ドルという高額と Flash がないため「売りにくい」かもしれないと指摘した。
Adobe Flash Playerソフトウェアのサポートは、Appleがビデオストリーミングフォーマットとして広く普及しているこの技術を避けてきたため、AppleのiPadのライバルにとって大きな利点になるとみられている。
スティーブ・ジョブズ氏は昨年 4 月の公開投稿で、バッテリー寿命の消耗や、より新しい機能の方が優れていることなど、Apple が iPod、iPhone、iPad で Flash を許可しない理由をいくつか挙げた。
Adobe は独自のデータを公開し、大手新聞に全面広告を掲載することで自らを防御した。
Adobe 社は今年末までに Flash が 1 億 3,200 万台以上のデバイスにインストールされることを予想しており、同社は 2011 年の予測を上方修正したと同氏は付け加えた。