
Adobe のエンジニアリング担当副社長が New York Times のインタビューで語ったところによると、同社の Flash プラットフォームは、Google がモバイル オペレーティング システムのバージョン 2.2 をリリースする今年後半に Android 携帯で正式にサポートされる予定だという。
約1年前、AdobeはAndroid端末向けFlashの初デモを大々的に発表しました。ところが、時が流れ、今日に至るまで、Android端末向けFlashは未だに姿を消しています。AppleとAdobeのFlashに関する一連の騒動で、他のスマートフォンもFlashのサポートにおいてそれほど優れているわけではないことを忘れてしまったのかもしれません。少なくとも現時点では。
しかし、今年後半には状況が一変するはずだ。Android OSの主任エンジニアであるGoogleのアンディ・ルービン氏は、Androidバージョン2.2のコードネームであるFroyoでFlashの「完全サポート」が提供される予定だと述べた。なお、ニューヨーク・タイムズのインタビューで報じられたこの発言は、ルービン氏の発言をそのまま引用したものではなく、言い換えたものであることに注意してほしい。
ルービン氏は、どのAndroidスマートフォンがバージョン2.2にアップグレード可能か、またFroyoのリリース時期については一切明かさなかったため、多くの旧モデルは適切なFlashサポートを受けられず、時代遅れになってしまう可能性がある。Android 2.2へのFlash実装が、AdobeとHTCのFlash連携によるHeroモデルの速度低下や不安定さといった問題よりも、より良い体験となることを期待したい。
Googleとの提携により、Adobeはモバイルの未来をGoogleに託すことになります。今月初めにAppleがiPhone OSからFlashを事実上禁止した際、AdobeはAndroidデバイス向けの開発に注力することを明言しました。
ルービン氏はまた、Apple がモバイル プラットフォームとクローズド エコシステムで Flash をサポートすることに消極的であることについてもひそかに批判し、オープンであるということは「消費者が実際に楽しんでいるものに関して攻撃的にならないことを意味する」と述べた。
「何かが手に入らない時、人々は本当に気にするんです。政治の仕組みを見れば分かります。私はただ北朝鮮に住みたくないんです」とルービン氏はインタビューで語った。