画像: AMD
AppleがiPhoneで初めてゲームストリーミングサービスを開始して話題を呼んだ直後、AMDもモバイルゲームストリーミングに関するニュースを発表しました…ただし、それほど歓迎されるものではないかもしれません。AMDは、Radeonグラフィックカード搭載PCからAndroidやiOSにゲームをストリーミングしたり、PCゲーム機能をリモートで操作・監視したりできるAMD Linkモバイルアプリのサポートを終了すると発表しました。このシステムは、今後AMDのAdrenalinドライバーパッケージに統合されることはありません。
AMDの発表(VideoCardz.comが発見)によると、2017年にAMD Linkをリリースした当時、「Radeonグラフィックスユーザーにとって、代替となるリモートゲーミングソリューションはほとんどなかった」とのことです。Steam Linkのようなアプリを使って自分のPCから、あるいはXbox Game PassやNvidiaのGeForce Nowのようなサービスからでも、選択肢が広がるにつれ、AMDは自社の取り組みは不要になったと考えています。そのため、そのリソースを他の分野に投入しているのです。
ビジネス上の理由としては十分に正当化できるものの、今回の動きには少々驚きだ。Google Playストアの公開データによると、AMD Linkアプリのダウンロード数は100万~500万回程度だが、ユーザーの平均評価は5点満点中2.9点と、特に満足しているわけではない。iOS版のAMD Linkアプリははるかに高い評価を得ているようだが、ユーザー数は比較的少ない。Appleはダウンロード数を公表していないが、本日時点でレビューは11件しかない。
本稿執筆時点では、どちらのアプリもまだダウンロード可能で、おそらくまだ機能すると思われます。ただし、AMD Adrenalinデスクトップソフトウェアパッケージの次期リリースでは動作しなくなる可能性があります。
著者: Michael Crider、PCWorld スタッフライター
マイケルはテクノロジージャーナリズムのベテランとして10年のキャリアを持ち、AppleからZTEまであらゆるテクノロジーをカバーしています。PCWorldではキーボードマニアとして活躍し、常に新しいキーボードをレビューに使用し、仕事以外では新しいメカニカルキーボードを組み立てたり、デスクトップの「バトルステーション」を拡張したりしています。これまでにAndroid Police、Digital Trends、Wired、Lifehacker、How-To Geekなどで記事を執筆し、CESやMobile World Congressなどのイベントをライブで取材してきました。ペンシルベニア州在住のマイケルは、次のカヤック旅行を心待ちにしています。