フランク・エイゾール氏が公式発表した。デルの Alienware 事業の共同設立者が、ゲーミング担当チーフアーキテクトとして AMD に入社した。
AMDは、最高経営責任者(CEO)のリサ・スー氏をはじめとするAMD社員によるツイートを通じて、アゾール氏のAMDへの入社を歓迎しました。アゾール氏は自身のTwitterプロフィールでもこの変更を発表しました。プロフィールでは、ゲーミングソリューションのチーフアーキテクトとして紹介されています。「@LisaSuさん、ありがとうございます。これはゲーミング業界を成長させる絶好の機会です!@AMDファミリーの一員になれて本当に嬉しいです」とアゾール氏は月曜日にツイートしました。
Azor氏は、AMDのコンピューティングおよびグラフィックス・グループ責任者であるSandeep Chennakeshu氏に直属すると、Moor Insightsの主席アナリストでありAMDフェローでもあるPatrick Moorhead氏がForbesに寄稿した短い記事で述べています。Azor氏の全体的な任務は、セミカスタム、Ryzen CPU、Radeon、Instinct GPU、そしてソフトウェア製品全体にわたるAMDのクロスプラットフォーム展開を構築・拡大することだとMoorhead氏はAMDを引用して記しています。(AMDはまだこれを認めていませんが、AMDの企業TwitterアカウントがForbesに掲載したMoorhead氏のアカウントにリンクしています。)
アゾール氏の採用は、ライバルであるインテルによる大量採用に苦しんできたAMDにとって大きな勝利となる。インテルは、元グラフィックス・アーキテクトのラジャ・コドゥリ氏をはじめとするAMD幹部を吸収した。コドゥリ氏の職務は、Xeグラフィックス・アーキテクチャの設計とマーケティングを主導することだ。インテルは、元記者やアナリストも複数採用している。一方、アゾール氏はエンジニアリング、マーケティング、そしてビジネスの才能をAMDにもたらしてくれる。ムーアヘッド氏によると、彼はエンジニアとしてキャリアをスタートさせたが、後にゲーミング・ノートPCのパイオニアの一人として頭角を現したという。
「AMDはゲーム市場で好調だが、さらに上を目指す余地がある」とムーアヘッド氏は記している。「AMDはゲームコンソール市場で好調で、エントリーレベル(統合型)とミッドレンジ(カード型)のグラフィックスカードでは好調だが、プレミアムPCゲーム市場と利益プールの大部分は競合他社が掌握している。AMDはクラウドゲーム市場で大半の勝利を収めているが、まだそれほど大きな市場ではない。」