
マイクロブログサービスTwitterは、近々企業向けにプレミアム有料アカウントを提供すると発表しました。同時に、Twitter新規ユーザー向けにフォロー推奨リストを公開し、認知度向上を図っています。これらの動きは、無料マイクロブログサイトの今後の動向を巡る大きな憶測が飛び交う中での出来事です。
Twitterの共同創業者であるビズ・ストーン氏はブログ記事で、Twitterアカウントを登録しても誰もフォローしていない場合、Twitterのサービスが「本来の関連性が薄い」と捉えられてしまうリスクがあると説明しています。Webスタートアップやベンチャーキャピタリストの世界では、関連性は非常に重要です。
ツイートごとの支払い
ストーン氏がどのようにして関連性を収益につなげる計画なのか、詳細は不明です。しかし、Silicon Valley Insiderのブログ記事とウォール・ストリート・ジャーナルの記事によると、Twitterはまもなく企業向けに有料のプロアカウントを導入する予定です。
Twitterは近年、一躍「イット」カンパニーとして注目を集めています。ウォール・ストリート・ジャーナルの記事によると、Twitterの推定企業価値は2億5500万ドルです。フォロワーに140文字のメッセージをツイートできるこのサービスにとって、唯一の懸念材料は、現状ではビジネスモデルが確立されていないことです。
Twitterが独自のビジネスモデルを構想する一方で、他社はTwitterの支援を受けて収益を上げ始めています。Federated Media Publishingは、Microsoftの支援を受け、ビジネスの有力者をフォローできる商用サイト「ExecTweets」を立ち上げました。Federated Mediaは、スポンサーシップから得られる収益をTwitterと分配すると発表しています。
一方、Twitterはフォローすべき100人のTwitterユーザーを推奨リストに掲載し、一般ユーザーやTwitter初心者への認知度向上に努めています。Twitterユーザー数は現状、同社の価値を測る数少ない具体的な指標の一つである可能性を考えると、これは理にかなっています。ウェブモニタリング会社ComScoreによると、Twitterのオンラインサービスへのユニークビジター数は2月に980万人に達し、1月の610万人から増加しました。
無料でフォローしてください
Twitterって一体何なんだろう、と首をかしげている人たちのために、ストーン氏はTwitterの真髄を多くの人に知ってもらいたいと願っています。Twitterは現在、「面白い、有名、あるいはただ楽しい」Twitterユーザー上位100人をフォローするよう呼びかけています。
Twitter がフォローすべき 100 人の Twitter ユーザーのリストを作成した方法の詳細については、同僚の Ian Paul のブログ「Twitter のリストに載る方法」をお読みください。