画像: Lian Li / Unsplash (Henry & Co)
コンピューターケースのトレンドは移り変わりますが、木製フレームのシャーシはしばらく定着しています。Lian Liが何か言うなら、もう少し長く続くでしょう。Fractal Designに負けるわけにはいかないLian Liは、Computex 2024でLancool 217を発表しました。これは、さりげない木製アクセントが特徴的なユニークなATXタワーです。
ご覧の通り、このケースはクラシックなハイファイ機器の雰囲気を醸し出しつつ、ミッドセンチュリーモダン風に大きく傾倒しているわけではありません。(それ自体は悪くありませんが、Fractal Design Northはどんな家庭のインテリアにも自然に溶け込むわけではありません。)しかも、このケースの目立った特徴はそれだけではありません。前面には2基の巨大な170mmファンがプリインストールされており、強力な空気を送り出すことができます。
この控えめなデザインが好みでないなら、Lian Liは他に2つのケースも発表しました。Lancool 207は、同社によればATXマザーボードに対応するMicro-ATXケースで、通常は電源とケーブル収納用のスペースにATXマザーボードを収めることで、そのサイズを最大限に活用しています。一方、O11 Vision Compactは、オリジナルのアクアリウムスタイルのケースをO11 Dynamicと同サイズに小型化していますが、グラフィックカードとエアフローを効率よく収容するために若干幅が広くなっています。
Lancool 217 と O11 Vision Compact はどちらもバックコネクト マザーボードをサポートします。
新しいケースに興味がない人のために、Lian LiはRGBファンの魅力を引き出すアクセサリーのアップデートを2つ発表しました(私もそうでした)。ケーブルの煩雑さを解消する同社のモジュラーPCファンに3つ目のバージョンが登場し、今回はコントローラーのアップグレードに重点が置かれています。Lian Liは、ワイヤレスサポートに加え、複数のUnifan世代やその他のLian Li製品へのコントロール拡張も予定していると発表しています。(この最後の点は、Lian Liアクセサリーを全て揃えて自作する際の煩雑さと負担をさらに軽減してくれるので、嬉しいポイントです。)
Lian Li は、SignalRGB を L-Connect 3 ソフトウェアのベータ版に組み込んでおり、Corsair や NZXT などのクローズド システムの製品を含む RGB ハードウェアと周辺機器のより統一された制御を可能にしています。
もちろん、Computex 2024の注目ニュースはこれだけではありません。開幕直後の記者会見でも多くのニュースが発表されました。AMDはRyzen 9000 CPUとAM4プラットフォームのサポート継続を発表。NvidiaはAIゲーミングアシスタントをリリース。ArmはCopilot+の裏側を垣間見せてくれました。今年は注目のニュースが目白押しの年になりそうです。今週もどうぞお楽しみに!
著者: Alaina Yee、PCWorld 上級編集者
テクノロジーとビデオゲームのジャーナリズムで14年のキャリアを持つアライナ・イーは、PCWorldで様々なトピックをカバーしています。2016年にチームに加わって以来、CPU、Windows、PCの組み立て、Chrome、Raspberry Piなど、様々なトピックについて執筆する傍ら、PCWorldのバーゲンハンター(#slickdeals)としても活躍しています。現在はセキュリティに焦点を当て、人々がオンラインで自分自身を守る最善の方法を理解できるよう支援しています。彼女の記事は、PC Gamer、IGN、Maximum PC、Official Xbox Magazineに掲載されています。