
ウェブカメラはビデオチャットに最適です。また、動きを検知すると数枚の写真を撮影し、メールで送るのにも適しています。しかし、より徹底した監視と保護が必要な場合は、IP(インターネットプロトコル)ビデオカメラと呼ばれる別の種類のカメラを検討する必要があります。
IPビデオカメラは、自宅やオフィスをリアルタイムで監視し、不審な行動を検知すると警告を発します。また、イベントを録画し、破壊行為、強盗、その他の犯罪発生時に法執行機関に提出できる貴重な証拠を作成することもできます。さらに、一部のカメラはホームオートメーションシステムや警報システムに組み込むことも可能です。
IPカメラの中には、屋内設置専用に設計されているものもあれば、屋外での使用を想定して耐候性を備えたものもあります。高品質なモデルには2桁のIP等級が付いています(ただし、IP等級は「侵入保護」の頭文字です)。IP等級は国際規格で、カメラの筐体が固体(最初の数字で表示)と液体(2番目の数字で表示)に対してどの程度の保護性能を備えているかを示すものです。
ウェブカメラとは異なり、IPカメラはローカルコンピュータを必要としません。また、一般的にIPカメラはウェブカメラよりも優れた光学系を備えており、24時間365日インターネットに接続されているため、インターネットに接続できる場所であればどこからでもカメラの映像と録画を監視できます。
最近、コンシューマー向け新モデル2機種(D-LinkのDCS-5222LとTrendnetのTV-IP572WI)とプロ向けモデル1機種(Axis CommunicationsのM5014ドームカメラ)をテストしました。感想については、下記のリンク先のレビューをご覧ください。
D-Link DCS-5222L クラウドカメラ
トレンドネット TV-IP572WI 昼夜兼用ネットワークカメラ
Axis M5014 PTZドームネットワークカメラ