クレイグ・マンディー氏はマイクロソフトの最高研究戦略責任者の職を退き、引退を控えてCEOの上級顧問に就任した。
マンディー氏は、創業者のビル・ゲイツ氏が2006年に同社でのフルタイム勤務から退いて以来、戦略を指揮してきた。
オールシングスDのイナ・フリード氏が月曜日の朝にこの人事異動を最初に報じ、12月14日にスティーブ・バルマーCEOから社内メモで発表されたと指摘した。そのメモには、マンディー氏が2014年に退職する予定であるというニュースも含まれていた。
最高技術戦略責任者のエリック・ラダー氏が、マイクロソフトの研究の監督を含む、マンディー氏のこれまでの職務の大半を引き継いだ。

2014年に65歳になるマンディー氏は、1992年にマイクロソフトのコンシューマープラットフォーム部門に入社し、Windows CEの製造を担当しました。それ以前は、1992年に破産申請したアライアント・コンピュータ・システムズの共同創業者であり、ノースカロライナ州リサーチ・トライアングル・パークにあるデータ・ジェネラルの先端開発施設の所長を務めていました。
「クレイグ氏はこれまでのキャリアを通じて、自身が立ち上げ、監督してきたグループや取り組みに大きな価値をもたらし、その豊富な経験を新たな役割に活かしています」とバルマー氏はメールで述べたとオール・シングスDは伝えている。「クレイグ氏はまた、世界中の政府や政策立案者との関係構築にも尽力してきました」
マイクロソフトのウェブサイトに掲載されたマンディー氏の経歴によると、同氏は米国およびその他の政府との技術政策に関する主要な連絡役を務めてきた。この経歴は12月17日に更新され、同氏の新たな役割を反映したものである。マンディー氏は連絡役として特に中国、インド、ロシアに焦点を当てており、米国国家安全保障電気通信諮問委員会やマークル財団の情報化時代における国家安全保障タスクフォースにも所属していた。バラク・オバマ大統領は2009年4月、マンディー氏を大統領科学技術諮問委員会に任命した。
経歴によると、ムンディー氏は上級顧問として「社内の重要な戦略プロジェクトに携わるほか、世界中の政府やビジネスリーダーと協力して技術政策、規制、標準に取り組んでいる」という。