Netflix、YouTube、Amazonはブロードバンドベースのウェブトラフィックの大部分を占めており、これは誰もが自宅でデータ通信量に上限を設ける未来においては厄介なニュースです。ネットワーク企業Sandvineの半期ごとのグローバルインターネット現象レポートによると、北米ではピーク時のブロードバンドネットワークトラフィックの70%以上を動画と音声のストリーミングが占めています。
サンドバインがリアルタイム・エンターテインメントと呼ぶビデオとオーディオは、5年前と比べてブロードバンドトラフィックの2倍以上を占めるようになりました。2010年には、Netflixなどのサービスがピーク時ダウンロードトラフィックの35%未満を占めていました。2年前の2013年11月にサンドバインが発表したレポートでは、NetflixとYouTubeからのビデオストリーミングが50%強を占めているとされていました。

Sandvineの2015年12月のレポートによると、Netflixはブロードバンドのピーク時トラフィックの37.1%を占め、ストリーミングサービスのリーダーとなっています。これにYouTubeが17.85%、Amazon Videoが3.11%と続きます。AmazonのストリーミングサービスはNetflixやYouTubeに比べると規模は小さいものの、ブロードバンド経由のトラフィックソースとしては全体で4番目に多いトラフィックソースでした。通常のHTTPブラウジングもトップ4に名を連ね、ピーク時トラフィックの6%以上を占めて3位につけています。
これがなぜ重要なのか: Netflixをはじめとする動画ストリーミングサービスは、今後数年間でトラフィックのさらに大きな割合を占めるようになると予想されています。現在、ストリーミングといえば1080p HDストリーミングが主流ですが、すべてのストリーミングサービスは4K動画が主流になる日に向けて準備を進めています。そうなれば、動画ストリーミングトラフィックはピーク時の帯域幅をさらに圧迫するでしょう。
全員キャップ
4Kストリーミングの普及により、Comcastなどのインターネットサービスプロバイダー(ISP)によるデータ通信量制限が大きな問題となっています。Sling TVのCEO、ロジャー・リンチ氏は最近、CordCutting.comに対し、Comcastのデータ通信量制限は既に「インターネットでテレビを視聴する場合の使用量と同等かそれ以下」だと述べました。
Susan Crawford 氏が Backchannel で最近主張したように、帯域幅の上限は今のところいわゆる帯域幅の浪費者 (Comcast の上限は 300GB) だけを捕らえるかもしれないが、ますます大容量のデータ ストリームが標準になるにつれて、より多くのユーザーが上限を超える可能性が高くなるだろう。