Preziは、MicrosoftのPowerPointが私たちをOHPからコンピュータモニターへと導いて以来、ビジネスプレゼンテーションツールに最も大きな影響を与えています。設立3年目の同社は、2009年にPreziソフトウェアで大きな話題を呼びましたが、今回、クラウドベースのソフトウェアの新バージョンを発表し、さらに優れた機能セットを搭載しました。
Preziが最初に注目を集めたのは、PowerPointなどの従来のプログラムのようにスライドを1枚ずつ順番に表示していくのではなく、プレゼンターが連続したプレゼンテーションをパンしたりズームしたりできる点でした。最新バージョンのPreziでは、3D背景とフェードインアニメーションという2つの新機能が追加されています。

プレゼンテーションに3D背景を使用すると、Preziは画像に視差効果を加えます。プレゼンテーションをパンしたりズームインしたりすると、背景画像もそれに合わせて調整され、テキストやその他のプレゼンテーション要素が背景に浮かんでいるかのように見えます。フェードインアニメーションを使用すると、プレゼンテーションの要素がフレームにフェードインすることで、フレームにすべての要素が既に含まれた状態で表示されるのではなく、要素がフレームにフェードインすることで、プレゼンテーションの要素をゆっくりと表示することができます。
SaaS(Software as a Service)であるため、Preziはprezi.comという同社のウェブサイトで作成できます。「Public」と呼ばれる無料版もありますが、このツールで作成されたプレゼンテーションは公開され、誰でも閲覧でき、Preziのロゴが表示されます。
ビジネスユーザーは、Preziの有料サブスクリプションを利用することをおすすめします。有料サブスクリプションでは、プレゼンテーションを非公開にし、独自のロゴを使用できます。奇妙な名前の「Enjoy」サブスクリプションは月額4.92ドル(年間59ドル)で、500MBのクラウドストレージが付属します。Proサブスクリプションは月額13.25ドル(年間159ドル)で、2GBのクラウドストレージに加え、オフラインでプレゼンテーションを作成できるデスクトップ版が付属します。グループライセンスも利用可能で、学生と教師向けのバージョンもあります。