マイクロソフトが今年のイベント後に出展を大幅に縮小すると発表したことで、この巨大見本市は終焉を迎えるだろうと予想する反対論者もいたにもかかわらず、スポンサーによると、CESはこれまで以上に人気となっているという。

2012年のインターナショナルCESでは、過去44年間のCESの歴史上、最も多くの出展者(3,100社)が、より広いスペース(190万平方フィート)で商品を売り込み、最も多くの人々(15万3,000人の来場者)を集めたと、全米家電協会が金曜日に発表した声明で明らかにした。
さらに、協会によれば、今年の展示会では2万点以上の新製品が発表され、同イベントでの技術革新に関するニュース記事は2000件以上書かれ、2011年に比べて33パーセント増加したという。
CES に対する主な批判の 1 つは、その焦点が失われ、規模が大きくなりすぎて多くの企業にとってあまり価値がなくなったという点です。
しかし、このショーの規模と、多くの業界から出展者を引き付ける力こそが、今後このショーを輝かせる鍵となるかもしれない。
「CESを先頭に、私たちは約束された融合の道を目撃している」とIBMのマネージングディレクター、スコット・バーネット氏は声明で述べた。
「デバイスが会話し、エレクトロニクス業界を超えて、メディアやインターネット、エネルギーや公共事業、通信、自動車、健康やウェルビーイングなどのさまざまな業界が耳を傾けています」と彼は続けた。
「CESが業界を『友好』させており、まさにコネクテッドデバイスのソーシャルメディアが形成されつつある」と彼は付け加えた。

マイクロソフトが今年限りでCESから撤退すると発表したことは、破滅の犬たちにとって格好の餌食となった。しかし、こうした犬たちはCESにとって目新しい存在ではなく、コンシューマーエレクトロニクス業界に不確実性と変化がある限り、常にそこに存在し続けるだろう。
確かに、マイクロソフトの決定には、公的なものも私的なものも含め、様々な理由があった。しかし、CESがもはやコンピューターやソフトウェアメーカーが独占するイベントではなくなったことは否定できない。テクノロジーはあらゆる場所に、あらゆるものに浸透しており、ショーはそれを反映している。マイクロソフトの決定も、それを反映しているのかもしれない。

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