
任天堂のゲーム機「3DS」が最近3Dの話題を独占している中、富士通はひっそりと3D対応のLifebook AH572の出荷を開始しました。このノートパソコンの最大の特徴は、2Dと3D(3Dメガネ使用時)の両方を楽しめる15.6インチワイドスクリーンディスプレイです。Lifebook AH572は現在999ドルで販売中です。
これまで、3Dノートパソコンや3Dスマートフォンは単なるギミックではないか、そして高価なニンテンドー3DSゲームのようにハードウェアとメディアの両方のコストが高いことに疑問を呈してきました。しかし、Lifebook AH572は、ニッチな3Dゲーム体験を売りにしているわけではないことを考えると、実際にはより理にかなっているかもしれません。富士通はこのノートパソコンの3D映画とビデオ機能を強調しています。内蔵のBlu-rayドライブを介してワイドスクリーンディスプレイで3D映画を鑑賞したり、HDTVにワイヤレスで映画を送信したり、デュアルカメラで3Dビデオを録画したりできます。とはいえ、今年のCESでは3Dテレビが主流でしたが、3Dディスプレイの最大の問題は、ほとんどのディスプレイで3Dメガネが必要になることです。3DSでは3Dメガネは必要ありませんが、Lifebook AH572では必要です。

メガネをかけていても構わないという方のために、富士通はこのノートパソコンに第2世代Intel Core i5プロセッサなど、他にも優れたスペックを搭載しています。Windows 7 Home Premiumを搭載したLifebook AH572は、4GBのメモリ、500GB 5400rpmドライブ、内蔵Blu-rayコンボドライブ、Intelワイヤレスディスプレイテクノロジー、HDMIポート、5つのUSBポート、そして約8時間駆動する6セルバッテリー(1回の充電で3D映画を2本以上視聴するには十分)を備えています。重量は6.7ポンド(約2.9kg)です。
3Dパッシブ(電池不要)メガネが1組付属していますが、19ドルで追加購入も可能です。ただし、15.6インチディスプレイで3D視聴体験を他の人と共有するのがどれほど簡単かは、まだ不透明です。
「モバイルコンピューティングの新たな次元」を求めていますか?Lifebook AH572は、富士通のオンラインストアから現在出荷中です。
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