MozillaのThunderbirdは、本当にOutlookのような大手メールクライアントに取って代わることができるのでしょうか? 非常に便利な新機能が追加されたことで、その実現に一歩近づきました。
これは Filelink と呼ばれ、長年電子メール ユーザーを悩ませてきた問題、つまりメール サーバーが巨大な添付ファイルを好まない問題を解決します。
確かに、たとえば 30 MB のファイルをまとめて送信しようとしている場合は、メール プログラムから抜け出して Dropbox や YouSendIt などのサービスを起動できますが、その場合はファイルをアップロードし、共有可能にし、受信者のメール アドレスを探して貼り付け、外部サービスが受信者側でブロックされていないことを祈る、などの操作が必要になります。
理想の世界では、サイズを気にせず、他のファイルと同じように添付するだけで済みます。それがFilelinkの根底にある考え方です。外部サービスと連携することで、大容量ファイルの送信をシームレスに実現します。
現在、Filelink は YouSendIt (ちなみに、YouSendIt は最近 Workstream というビジネス向けのファイル管理ツールを発表しました) でのみ動作しますが、今後の Thunderbird リリースでは他のサービスも追加される予定です。
嬉しいことに、YouSendIt Liteアカウントを無料で取得すれば、最大50MBのファイルを送信できます。Thunderbirdでの設定方法は以下の通りです。
1. [ツール]、[オプション]、[添付ファイル] の順にクリックし、[送信]をクリックします。
2. [追加]をクリックすると、YouSendIt がデフォルトのファイルリンク プロバイダーとして表示されます。
3. 既存のYouSendItユーザー名を入力するか、アカウントが必要な場合は「アカウントが必要」をクリックします。すると一時的にブラウザが開き、そこで登録手続きが完了します。完了したら、ユーザー名を入力して「アカウントを設定」をクリックします。
指定サイズ(設定で変更可能)を超えるファイルを添付しようとすると、Thunderbird で Filelink を使用するオプションが表示されます。「リンク」をクリックし、表示される指示に従ってください。
YouSendIt経由でファイルを送信した場合と同様に、受信者はメールと大きな添付ファイルのダウンロードリンクを受け取ります。非常にシンプルで、この連携は双方にとって非常に便利です。

この新機能についてどう思いますか? 使いたい機能ですか? それとも、MozillaがDropboxやSugarSyncなどのサービスのサポートを追加するまで待つつもりですか?(私はどちらも期待しています。)