タイプミス対策がお好きなら、Faceboook.com はまさにうってつけのドメインです(「o」まで数えてください)。クリス・フィンケ氏がブラウザアドオン「URL Fixer」で収集・分析したデータによると、ブラウザのURLバーに入力ミスされる最も一般的なドメインはFaceboook.comです。もちろん、ユーザーはFacebook.comにアクセスするつもりでした。しかし、Faceboook.comにアクセスすると、Facebookユーザー向けの何らかのコンテストに当選したという通知が届きます。これは、幸運なFacebookユーザーがたくさん当選したということでしょう。

フィンケ氏が750万件以上のURLバー入力を分析したところ、Facebook.comが圧倒的に多く入力されているアドレスであり、2位のgoogle.comの3倍も使用されていることが明らかになりました。もちろん、Alexaや、オンラインで最も人気のあるドメインのリストを公開している他の多くのサイトによると、Googleは依然としてトップのアクセス先です。これは、多くの人がGoogle.comに直接アクセスするのではなく、検索バー経由でGoogleにアクセスしたり、アドレスバーに直接検索クエリを入力したりしているためと考えられます。
Yahoo!のツールバーを見ると、トップ5のドメインであるにもかかわらず、入力されたURLが7位にとどまっている理由も分かります。この論理は、gmail.comと並んで4位タイのTwitter.comには当てはまりません。なぜなら、Twitterクライアントが数多く存在する昨今、ウェブサイト経由でTwitterにアクセスするユーザーはほとんどいないと思われるからです。
上位10位のドメインは、YouTube.com(2位タイ)、mail.google.com(6位)、Hotmail.com(Yahooと同点)、amazon.com(9位)、そしてreddit.com(10位)です。Finke氏によると、上位10位のドメインは、全ドメインエントリの20%を占めています。
GoogleとFacebookは、世界中で最も人気のあるドメインを独占しています。データセットに含まれる国のうち、両社のいずれかが最も人気のあるドメインを支配していないのは、ロシア、フィンランド、韓国、中国のみです。
データから明らかになったもう一つの興味深い点は、「www」プレフィックスの緩やかな消滅です。Finke氏によると、URLエントリの半分強にwwwが含まれていないことが分かりました。

その他の誤入力としては、前述のフィッシング詐欺サイト「facebook.com」の背後にgooge.comやgoole.comが最も多く見られます。幸いなことに、私たちはURL入力にかなり慣れているようで、URLバーに正しいFacebookアドレスを入力しても、7,390回のうちたった1回しか詐欺サイトにアクセスできません。