
Googleは、新しいGoogle+ Takeoutツールにより、Google+アカウントデータの移行や統合を容易にします。木曜日にリリースされたTakeoutは、初期段階でGmailアカウントを使ってGoogle+に登録し、Google Appsで管理されているアカウントや別のGoogle+プロフィールに移行したいと考えている人にとって特に便利です。
例えば、Google Takeout を使えば、「友達」のサークルを別の Google+ アカウントに移行できます。つまり、古いアカウントの Google+ フォロワーは新しいアカウントにシームレスにリダイレクトされます。Google+ がベータ版を終了し、初期段階と同様に Gmail 専用アドレスに加えて Google Apps で管理されるアカウントも利用できるようになって以来、多くのユーザーからこの機能への要望が寄せられていました。
完全なツールではない
ただし、Google Takeout の移行はすぐには完了しません。移行開始まで7日間の待機期間があります。移行開始後はキャンセルまたは取り消しができず、6か月間はツールを再度ご利用いただけなくなります。
一方、移行中(最大 48 時間かかる場合があります)は、移行ツールが使用される両方のアカウントの機能が制限されます。Google+ でコンテンツを共有したり、サークルにユーザーを追加または削除したり、ユーザーをブロックまたは無視したりすることはできません。

移行が完了すると、サークル、ブロック、無視の設定は移行元アカウントから移行先アカウントにコピーされます。一方のアカウントに同じ名前のサークルがある場合、それらは統合されますが、以前のアカウントのプロフィール情報、投稿、コメントは新しいプロフィールに移行されません。投稿をGoogle+プロフィールにリンクしているブロガーの場合、このデータも移行されないため、アカウントを切り替える際に非常に不便です。
ライトユーザーにとっては価値がある
Google Takeoutソリューションは便利ですが、完全ではないようです。元のプロフィールは保持され、コンテンツとの関連付けも維持されるため、古いGoogleプロフィールをダウングレードする必要があります。つまり、Google+に投稿した内容など、保存しておきたいデータもすべてエクスポートする必要があります。そうしないと、プロフィールデータが重複してしまいます。
Googleは混乱を避けるため、古いアカウントと投稿を削除することを推奨していますが、Google+でコンテンツを共有することに時間を費やしてきた人にとっては、移行ツールはまだ最適な解決策ではないようです。しかし、私のようにGoogle+をあまり使用していなかった場合、Google+で別のメールアドレスを使いたい場合など、このツールは役立つかもしれません。
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