画像: マーク・ハッハマン / IDG
マイクロソフトの最新フライト シミュレーターゲームの性能要件が高すぎるためプレイを控えている方には朗報です。開発元の Asobo Studios が ゲームを大幅に改良し、平均的なゲーミング PC でもプレイできるようになりました。
Asoboはフレームレートを倍増させ、メモリ要件を大幅に削減したため、Flight Simulatorをより多くのゲーミングPCでプレイできるようになりました。具体的には、近日公開のアップデート5では、Core i7-9700KとGeForce RTX 2060 Superを搭載したゲーミングPCで、58~60フレーム/秒という非常に安定した、カクツキのない動作を実現できます。これは、同じシステムで現行のアップデート4を適用した場合の約2倍のフレームレートです。
同様に重要なのは、Asobo がメモリ要件を削減したことです。アップデート 5 では 60 fps を 4.5GB の RAM で実現できますが、アップデート 4 では 16GB でした。
パフォーマンスの改善が実際にどのように行われているかは、Asobo との開発者 Q&A を記録した Twinfinite の以下のビデオで確認できます。
Flight Simulatorは、現世代PCのCrysisとも言える存在となり 、ハードウェアの限界を真に試すゲーム となりました。読み込み時間の遅さ、クラウドからのリアルタイムアップデート、そして息を呑むほど美しいビジュアルで悪名高いゲームです。しかし、そのビジュアル面の魅力に加え、高いフレームレートを維持していることは、私たちの仮想世界を探索したい人にとって、思いがけないメリットと言えるでしょう。
The Vergeによると、 Asoboは Flight SimulatorがXbox Series Xで4K解像度(ただし現時点では30fpsのみ)でプレイ可能になることも発表しました。現在、プリロードが可能です。Microsoftはまた、クラウドゲーム経由でXbox OneでFlight Simulatorをプレイできるようにする計画も発表しています。Game Pass Ultimate会員はブラウザ経由でクラウドゲームを利用できるため、将来的にはPCでも利用可能になる可能性もあるでしょう。