NetBeans IDE (統合開発環境) は、もともとエンタープライズ Java アプリケーションの開発用に構築されましたが、開発者がより軽量な HTML5 や JavaScript Web 言語も使用できるように調整されるようになっています。
Oracle は、NetBeans の次のエディションであるバージョン 7.4 で、Java Enterprise Edition 開発用のコア機能セットも更新するほか、HTML5 と JavaScript を使用する iOS および Android Web アプリケーションの構築に役立つ新しいツールを IDE に装備しました。
NetBeans IDEは、Oracleが提供する無償のオープンソースIDEです。主にJava向けに設計されていますが、PHPやC/C++言語も強力にサポートしています。Windows、Apple Macintosh、Oracle Solaris、Linuxプラットフォームで利用可能です。

OracleはNetBeans 7.3にHTML5サポートを組み込み始め、7.4でもその取り組みは継続されています。このバージョンでは、開発者はプロジェクトの独立した部分としてHTML5コードに取り組むのではなく、JavaおよびPHPアプリケーションに直接HTML5機能を構築できます。
NetBeans 7.4 では、開発者に HTML5 アプリケーションの外観や、iOS および Android ベースのブラウザーでの動作を示すことができるエミュレーターも提供されます。
JavaScriptのサポートも大幅に改善されました。エディターはJavaScriptのAngularJS、Knockout、ExtJSフレームワークを認識するようになりました。JavaScriptのコード補完機能が改善され、IDEのJSON(JavaScript Object Notation)の理解も向上しました。
Web 開発者は、NetBeans で Sassy CSS および LESS プリプロセッサ ファイルも使用できるようになり、アプリケーションの複雑な CSS (カスケーディング スタイル シート) の構築にかかる時間を節約できます。
Java 開発者にとって、NetBeans は、次期リリースの Java 8 に組み込まれる新しいプロファイルと Lamba 機能を認識するようになりました。
ジョアブ・ジャクソンは、IDGニュースサービスでエンタープライズソフトウェアとテクノロジー全般の最新ニュースを担当しています。Twitterで@Joab_Jacksonをフォローしてください。ジョアブのメールアドレスは[email protected]です。