人気の無料メモ作成・整理ソフトウェア「Evernote」が、GoogleのAndroidオペレーティングシステムを搭載した携帯電話向けアプリに音声認識サポートを追加した。

しかし、この新機能は Android 4.0 (Ice Cream Sandwich とも呼ばれる) を搭載する携帯電話でのみ動作します。この Android 4.0 は、今年初めの時点では Android 携帯電話の 1% 未満にしか搭載されていませんでした。
Android 版 Evernote はこれまでも音声メモをサポートしてきましたが、この最新版 (以前は Android Market だった Google Play から入手可能) では、2,000 万人の消費者が使用しているソフトウェアが、ユーザーの話した内容をテキストに変換します。
アプリ内で音声認識をオンにするには、プログラムでメモを開いたときに表示される仮想キーボードの上にあるマイクアイコンをタップするだけです。話しかけると、その内容がメモに表示されます。
音声メモを録音したい場合は、マイクアイコンを長押ししてください。別のマイクアイコンが表示されます。それをタップすると録音が開始され、もう一度タップすると録音が停止します。
Dragon Systems 社製のものなど、他の音声テキスト変換アプリと同様に、このアプリの主な処理はクラウドで行われるため、機能が動作するにはオンラインになっている必要があります。
Evernote の新機能
Evernoteアプリに音声認識機能を追加したことに加え、ウィジェットアプリにも新機能が追加されました。これらの機能を使うと、ウィジェットをカスタマイズできます。インターフェースの新しい「テーマ」を選択したり、ウィジェットに表示されるEvernoteボタンを選択したり、大きなウィジェットに表示されるノートを指定したりできます。例えば、最後に閲覧したノート、最後に更新したノート、保存した検索条件などです。

Evernote は「小さなウィジェット」とクイックスナップショット機能も追加しました。この小さなウィジェットを使えば、Evernote の機能を 1 つだけ、スマートフォンの好きな場所に配置できます。
クイックスナップショットを使えば、Evernoteに画像を素早く取り込むことができます。この機能はウィジェット内で動作します。ウィジェットをタップして写真を撮り、「保存」をクリックすると、自動的に生成されたタイトルが付けられ、画像がEvernoteアカウントに保存されます。
タッチスクリーンを備えた小型デバイスの人気が高まるにつれ、音声認識は、現在スマートフォンやタブレットへの入力の大部分を担っている小型キーボード(仮想キーボードと機械式キーボードの両方)の重要な代替手段となるでしょう。
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