
歩行ロボットはこれまで多くの進歩を遂げてきましたが、自力で立ち上がれるロボットはまだ見つかっていません。現状のロボットは、立ち上がるための支援を受けるか、立ち上がれるように特別に設計されている必要があります。
情報システム工学研究所のロボット工学者、浦田純一氏は、たとえ製作者に蹴られたり、何度も乱暴に扱われたりしても、そもそも倒れないロボットを作りたいと考えています。この目標達成のため、浦田氏は純粋に電力と高速モーターを使用するHRP3L-JSK(略称HRP3L)を開発しました。
電動ロボットは目新しいものではないかもしれませんが、浦田氏は新しいタイプの電気駆動システムを開発しました。HRP3Lは、高容量で低速電子流の化学電池に加え、13.5ファラッドのコンデンサシステムを搭載しており、短時間で大量のエネルギーを供給できます。
HRP3Lは、200ワットのブラシレスモーターに電力を供給するために、この瞬時のエネルギー転送を必要とします。このモーターも液冷が必要です。モーターは1秒間に1000度以上回転し、35ニュートンメートル(25.8フィートポンド)のトルクを発生できます。猫のような反射神経を持つロボットは、私たちの次の発明リストに間違いなく入るでしょう。
このロボットには、転倒を防ぐために1ミリ秒で170回以上の足の配置を計算するバランス制御システムもプログラムされています。このシステムは非常に堅牢で、どんな角度から攻撃されても倒されることはありません。ただし、ロボットが反撃を始めるまでは、楽しいゲームであることを覚えておいてください…
HRP3L-JSK の詳細な技術的説明については、IEEE Spectrum を必ず確認してください。
[情報システム工学研究所 IEEE Spectrum経由]
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