約1年前、キネトはT-Mobileとの提携を発表し、同社の顧客にWi-Fi通話サービスの提供を開始しました。この提携により、顧客は自宅のインターネット接続を利用して通話できるようになりました。これによりT-Mobileのネットワークへの負荷が軽減され、場合によっては、サービスを利用している顧客の通話品質が向上しました。

Kineto Wirelessはさらに一歩進んで、新しいアプリ「Smart VoIP」を発表しました。Smart VoIPはSkypeやGoogle Voiceのように動作し、Wi-Fiネットワークまたは3G/LTEネットワーク経由で音声通話を可能にします。これにより、自宅にインターネット回線があるにもかかわらず電波状況が悪い場合や、データ通信は良好だが音声信号の品質が低い場合にも、Smart VoIPを利用できます。
このアプリは、Android、iOS、Windows Phone 7 の 3 つの主要モバイル オペレーティング システムで動作し、Wi-Fi、3G、または LTE 経由で接続できます (設定を調整して Wi-Fi 経由でのみ動作するように設定することもできます。これは、海外旅行をする加入者にとって便利です)。
スマートVoIPにより、通信事業者は加入者の音声回線に直接接続し、通信事業者のブランドで提供されるサービスで、SkypeやGoogle Voiceなどのサービスと競合できるようになります。スマートVoIPでは、
Kineto Wireless は基本的に、通信事業者に Skype や Google Voice の独自バージョンを作成するために必要なツールを提供します。
通信事業者は、自社のモバイル製品と組み合わせた国際通話やVoIP通話の料金をより安く提供できるようになる(少なくともそう願っている)。また、加入者が圏内であれば自宅のインターネット回線を使って通話することで、モバイル回線の混雑を緩和できる。加入者はWi-Fi通話の恩恵を受けられるようになり、特に基地局不足などの問題で携帯電話サービスが不安定な地域ではメリットが大きい。Kineto Wirelessによると、同社のアプリは既存サービスと価格競争力があり、すべてが1つの番号、1つのサービス、1つの請求書に統合されるという。
通信事業者は、KinetoのSmart VoIPアプリを自社のスマートフォンプランに組み込むことで、SkypeやGoogle Voiceなどの競合サービスよりも低価格で提供できます。ワンストップショップですべての料金を一括支払いし、既存の電話回線に連携するVoIPサービスをお探しなら、まさにうってつけです。
Kineto Wireless は、バルセロナで開催される今年の Mobile World Congress トレードショーでこのサービスのデモンストレーションを行う予定ですので、その成果をお知らせします。