
MediaTekは、Google I/O開発者会議に合わせて、200ドル未満のAndroid Ice Cream Sandwich搭載スマートフォン向けに特別に開発されたMT6577デュアルコアプラットフォームを発表しました。このプラットフォームは、2012年第3四半期にスマートフォンに搭載される予定です。
MT6577チップは、ARMのデュアルコア1GHz Cortex-Aアプリケーションプロセッサ、PowerVR Series5 SGX GPU、MediaTek独自の3G/HSPAモデムを搭載し、もちろんAndroid 4.0をサポートしています。このプラットフォームは、1080pの高解像度ビデオ再生と、最大1280 x 720ピクセルの高解像度ディスプレイもサポートしています。
2月にMediaTekと会った際、同社は優れたマルチメディア機能を備えたシングルコアのMT6575プラットフォームを披露しました。MT6577は、前モデルをベースに、アプリケーションとブラウザのパフォーマンスをさらに向上させています。

この新しいプラットフォームは、メーカーにとって、新興市場向けに安価で高性能なスマートフォンを投入する機会を切り開きます。MediaTekのハードウェアパートナーには、Lenovo、TCL/Alacatel、その他数社の中国企業が含まれます。
昨冬、MediaTekのプロダクトマネージャーにタブレット向けプラットフォームのリリース予定について質問しました。前回の回答では計画はないと回答していましたが、より高性能なチップの製造に移行しているという事実は、将来の製品にとって明るい兆しです。
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