2パック・シャクールがニュージーランドで健在であるとする偽のニュースをPBSのウェブサイトに投稿した匿名のハッカー集団が、今度はソニーを標的にしている可能性がある。
Lulzsec はどうやら今朝、ソニーに二度目の侵入をしたようだ、と同グループは Twitter アカウントで主張している。
「最近、注目度が急上昇したため、次回のソニーへの攻撃はもっと洗練されたものにしようと考えた」と、このグループは今朝ツイートし、同社のチャットサーバーにハッキングしていると主張した。「…IRCサーバーを攻撃して、あちこち動き回らせて、また攻撃するだけだ」

PBSへの攻撃以前から、このグループは先週の日本のBMGウェブサイトへの攻撃に続き、ソニーへの新たな攻撃計画を宣伝しており、5月27日のツイートでは「新たなソニー作戦を進行中…これはソニーの終わりの始まりだ」と述べていた。
ラルズセックは週末のPBSハッキングの責任を主張し、同グループが「ウィキリークスに否定的なイメージを描いた」とするフロントラインのウィキリークスに関するドキュメンタリーに対する報復だと主張した。
「私たちの主な目的はエンターテイメントを広めることですが、ブラッドリー・マニングがこの話を聞いて、少なくとも笑ってくれたらと心から願っています」と、「ワールプール」という名で知られるハッカーの一人はフォーブス誌に語った。マニングはウィキリークスに情報を提供したとされる内部告発者である。
偽の2Pacの話は、どうやら攻撃の後の考えだったようだ。元々のアイデアは、PBSとその系列局のスタッフが自分のサイトにアクセスして変更するのに使用するユーザー名とパスワードのリストを掲載することだった。
Lulzは、PlayStation Networkをダウンさせた最近のソニーへの攻撃や、広く報道されているハッカー集団「Anonymous」とは一切関係がないと主張している。Lulzは、ソニーを標的にしたのはゲームではなく、同社の音楽部門に関係していると主張している。PSNハッキングの責任をこの集団に負わせた別のTwitterユーザーに対し、Lulzsecは次のようにツイートした。
「おい、ジャックハマー、ソニーはゲームだけじゃないって知ってるだろ? 俺たちは『音楽』っていうものに力を入れているんだ。聞いたことある?ググってみろよ。」
ソニーはチャットサーバーがハッキングされたという報告に対してまだ反応していない。