
画像: Michael Crider/Foundry
今年初め、マイクロソフトはWindows 95でデビューした、無料で驚くほど高性能な内蔵ワードプロセッサ「ワードパッド」を廃止しました。この件については、マイクロソフトは罰せられるべきです。しかし、マイクロソフトは奪うと同時に、与えもしているのです。
数ヶ月にわたるテストを経て、メモ帳のテキストエディタについにスペルチェックと自動修正機能が追加されました。これで状況が改善するかもしれません。
このメモ帳のアップグレードがWindows 11 Insiderビルドに展開され始めた3月に、この件についてお知らせしました。現在、テストが完了し、すべてのユーザー(まだWindows 10をご利用の方が多いため、少なくとも20%程度のユーザー)に提供されるようです。
The Verge は、メモ帳のスペルチェック機能が最新のアップデートで追加されたようだと指摘しており、確かに、私のメモ帳にはおなじみの赤い波線が表示されています。
メモ帳の最近のアップグレードには、下部タスクバーへの文字数カウント(奇妙なことに単語数はカウントされない)、複数ファイルのタブ表示、Windowsのダークモードのサポートなどがあります。Explain with Copilot機能を有効にすると、テキストエディタで生成AIを利用することもできます。

マイクロソフト
なぜWordPadにこれだけの機能を追加する価値がなかったのか?理由は分からない…MicrosoftがOfficeの有料化を促そうとしているだけなら話は別だが、Microsoftらしいやり方だろう。
メモ帳は単なるデフォルトのテキストエディタではありません。多くのWindowsゲームの設定に使用されるINIファイルなど、多くの重要なプログラムファイルのデフォルトのビューアでもあります。
そのため、一部のファイルタイプでスペルチェックを自動的に無効にすることを選択できるようにするというマイクロソフトの先見の明には、特に感銘を受けました。(ただし、現時点ではオプションのリストはかなり短いです。)
著者: Michael Crider、PCWorld スタッフライター
マイケルはテクノロジージャーナリズムのベテランとして10年のキャリアを持ち、AppleからZTEまであらゆるテクノロジーをカバーしています。PCWorldではキーボードマニアとして活躍し、常に新しいキーボードをレビューに使用し、仕事以外では新しいメカニカルキーボードを組み立てたり、デスクトップの「バトルステーション」を拡張したりしています。これまでにAndroid Police、Digital Trends、Wired、Lifehacker、How-To Geekなどで記事を執筆し、CESやMobile World Congressなどのイベントをライブで取材してきました。ペンシルベニア州在住のマイケルは、次のカヤック旅行を心待ちにしています。