Calibreは、ハードドライブに保存されているDRMフリーの電子書籍を管理するための人気ツールです。電子書籍へのアクセスが簡単になり、コレクションの見栄えを良くするために必要なメタデータもダウンロードできます。Calibreバージョン3.0が最近リリースされましたので、今回はCalibreを電子書籍サーバーとして使える組み込み機能について見ていきましょう。
サーバー機能を有効にし、ソフトウェアを実行すると、ホームネットワーク上のウェブブラウザを搭載したあらゆるデバイスから電子書籍にアクセスできます。スマートフォンで書籍を読んでいて、別のデバイスに切り替えたい場合でも、数回タップするだけでファイルにアクセスできます。
CalibreをPCにダウンロードしてインストールし、電子書籍ライブラリをセットアップ済みであることを前提としています。まだの場合は、Calibreが簡単な手順をご案内します。

「接続/共有」メニューから始めましょう。
サーバー機能を有効にするには、Calibreを開き、メニューアイコンの右端にある二重矢印をクリックします。すると、いくつかの追加メニューオプションが表示されます。「接続/共有」をクリックし、ドロップダウンメニューから「コンテンツサーバーを開始」を選択します。Windowsからファイアウォールへのアクセス許可を求められた場合は、「はい」と答えてください。

ローカル サーバーが稼働している Calibre。
クリックしたメニューオプションは消えます。同じオプションに戻ると、オプションが「コンテンツサーバーを停止」に変わっているはずです。そのオプションの横の括弧内にはIPアドレス(通常は10.100.XXX.X)が表示されます。
その番号をメモして、別のデバイスのウェブブラウザから次のように入力してくださいhttp://10.100.XXX.X:8080
。「:8080」の部分が重要です。忘れずに入力してください。
サイトが読み込まれると、Calibreライブラリにアクセスできるようになるはずです。アクセスできない場合は、デバイスが自宅のWi-Fiネットワークに接続されていることを確認してください。これが原因である可能性が高いです。
Calibre サーバーをオフにするには、ソフトウェアをシャットダウンするか、[接続/共有] > [コンテンツ サーバーの停止]を選択します。