
今年最大のバイラル動画のスター、アントワーヌ・ドッドソンは今何をしているのだろうか? 今もその名声を活かし、iPhoneとAndroid向けの「性犯罪者追跡」アプリを売り込んでいる。
オートチューン・ザ・ニュースの「ベッド・イントルーダー」の主役で、これまでに3500万回以上再生されている人物が、BeenVerified.comが提供する1.99ドルのモバイルアプリのインフォマーシャル風YouTube動画に登場しています。セックス・オフェンダー・トラッカーは、周囲の映像に重ねて、AR(拡張現実)技術を用いて犯罪者の居場所を表示します。ドッドソン氏は、小さなテーブルの後ろに立ち、1分間のプレゼンの前に「あなたはまだ子供を隠していますか?妻を隠していますか?夫を隠していますか?」と問いかけます。
アラバマ州ハンツビル出身のドッドソンは、地元のNBCニュース系列局が妹ケリーへの強盗とレイプ未遂事件を報じたことで、一夜にして話題となった。カメラに向かって激昂した彼の行動は、深刻な状況を喜劇へと変貌させ、派手なボディランゲージと、今では有名になったキャッチフレーズ「子供を隠せ、妻を隠せ、夫を隠せ。だってあいつらはここでみんなをレイプしているんだから」がアクセントになった。
キャッチーなオートチューンをかけたニュースリミックスを作成することでもインターネットで有名になったグレゴリー・ブラザーズは、すぐにドッドソンの激しい非難に基づく曲をYouTubeにアップロードし、iTunesで販売した。
バイラル動画スターとして、アントワーヌ・ドッドソンが15分間の名声を最大限に活かす能力は、おそらく比類のないものだ。グレゴリー・ブラザーズは「ベッド・イントルーダー」の収益をドッドソンと50/50で分け合っており、ABCニュースによると、ドッドソンはこの苦難を乗り越え、家族をプロジェクトから引き離すのに十分な収入を得たという。
とはいえ、「Sex Offender Tracker」の広告はちょっと見るのがつらい。オリジナルの報告書の生々しい感情が失われ、ドッドソンの主張が陳腐化していることを改めて思い知らされる。いずれ、あのTシャツやリストバンド、コーヒーマグも時代遅れになるだろう。波に乗って岸までたどり着いたドッドソンに、さらなる力を与えたい。