
画像: Adam Patrick Murray/Foundry
PCコンポーネントメーカーがケーブル廃止に正式に宣戦布告しました。(ケーブルとは、PCケース内で縦横に張り巡らされているケーブルのことです。一般的な電源ケーブルやデータケーブル、あるいはマーベルのダークな未来から来たタイムトラベラーのようなケーブルのことではありません。)最新のイノベーションはASUSから登場。グラフィックスカードから電源ユニットまで伸びる太い電源ケーブルを不要にするGPUマザーボードコンボを開発しました。Gordon UngがComputex 2023の会場からハンズオンレポートをお届けします。
ケーブルはどこへ行った? 実はマザーボード上のセカンダリヘッダースロットで、RTX 4070グラフィックカードのPCIeスロットと同じ「ライン」にあります。この追加スロットはごく小さなPCIe x1ポートのように見えますが、最大600ワットの電力を供給できます。これは、PCIe 5.0準拠の電源ユニットから供給される最新の12VHPWRケーブルと同じ電力です。Z790の「隠しコネクタ」マザーボード自体の背面電源コネクタと、マザーボードトレイの後ろに電源ユニット全体を収容できる余裕のあるPCケースを組み合わせると、すっきりとしたメインチャンバーが完成します。
ASUSは、Corsairのデイジーチェーン接続式冷却システムやMSIの最新Project Zeroなど、2023年のPC構築における明確なトレンドを追っています。もしASUSがCPUとAIOラジエーター間の冷却ラインをなくす方法を見つけ出せたら、私たちは本当に感銘を受けるでしょう。Computex 2023のライブ中継をもっとご覧になりたい方は、YouTubeのPCWorldチャンネルにぜひご登録ください。
著者: Michael Crider、PCWorld スタッフライター
マイケルはテクノロジージャーナリズムのベテランとして10年のキャリアを持ち、AppleからZTEまであらゆるテクノロジーをカバーしています。PCWorldではキーボードマニアとして活躍し、常に新しいキーボードをレビューに使用し、仕事以外では新しいメカニカルキーボードを組み立てたり、デスクトップの「バトルステーション」を拡張したりしています。これまでにAndroid Police、Digital Trends、Wired、Lifehacker、How-To Geekなどで記事を執筆し、CESやMobile World Congressなどのイベントをライブで取材してきました。ペンシルベニア州在住のマイケルは、次のカヤック旅行を心待ちにしています。