Appleが噂しているクラウド型iTunesサービスはiCloudという名称になる可能性があり、ネット上の噂によると、iOSメーカーであるAppleは新しい名称の取得に450万ドルもの資金を投じた可能性がある。最近まで、iCloudはスウェーデンのリンシェーピングに拠点を置くXcerion社が運営する無料ウェブトップおよびオンラインファイルストレージサービスの名称だった。しかし、匿名の情報筋がGigaOmに語ったところによると、Appleはこのスウェーデン企業からiCloud.comというドメインを買収したという。

もしこの憶測が真実で、Appleが新サービスの名称を決定したのであれば、噂されているAppleのオンライン音楽ストレージサービスが間もなく登場するかもしれません。現在の噂によると、早ければ6月の同社年次世界開発者会議(WWDC)で発表されるかもしれません。
しかし、新製品の命名となると、噂は的外れになりがちです。マイクロソフトが検索エンジンを正式にBingと命名した時のこと、そして同社がKumo.comの派生サイトを全て買収しようとしていたという噂を覚えていますか?

とはいえ、Xcerionは最近iCloudをCloudMeにリブランドしたため、その名前は利用可能でした(あるいは現在も利用可能です)。現在、iCloud.comはCloudMe.comにリダイレクトされており、Whoisデータベースには2018年までXcerionがiCloud.comの所有者として記載されています。
[ iCloud、CloudMe、その他のオンライン デスクトップの詳細については、PCWorld の9 つの Web ベースのオフィス生産性スイートを参照してください。]
iTunesが既に広く認知されているにもかかわらず、Appleがオンライン音楽ストレージサービスにiCloudのような名称を使うのは少々不可解です。もしかしたら、音楽、連絡先、メール、写真、書類など、あらゆるものをクラウドに保存できるという現実をより明確に反映させるために、MobileMeをiCloudにリブランドする計画があるのかもしれません。現在の噂によると、AppleはGoogleやMicrosoftなどの競合他社の類似サービスに対抗するため、MobileMeを無料サービスとして再リリースする計画があるようです。
報道によると、Appleは新しいオンラインミュージックロッカーに関して、大手音楽レーベルとまだライセンス契約を結んでいない。そのため、取締役会での争いにより、夏が到来しても新サービスのリリースが遅れる可能性がある。Googleも、オンライン音楽ストレージサービス「Google Music」に関して、音楽レーベルとの交渉が難航していると報じられている。一方、Amazonは最近、音楽レーベルとのライセンス契約を結ばずに、独自のオンライン音楽ストレージサービス「Cloud Player」と「Cloud Drive」を展開した。
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