
ソニー・エリクソン、東芝、ASUSは、早ければ来夏にも、GoogleのモバイルOSであるAndroidを搭載した、より低価格な新型携帯電話を発売する可能性があります。3社は本日、Android搭載端末の開発に関心を示し、他の11社と共にOpen Handset Allianceに加盟しました。
モトローラ、サムスン、LGといった大手端末メーカーに続き、オープン・ハンドセット・アライアンス(OHT)に加盟するソニー・エリクソン、東芝、ASUSも、来年中にAndroidベースの新端末を投入する予定です。そして、全体像を見れば、彼らが投入しない理由は見当たりません。
ソニー・エリクソン(SE)は今年、目立ったスマートフォンを発表しませんでした。Xperia 1は、SEが写真やスペックを公開して約1年ぶりに発売したため、その期待は薄れました。Windows Mobile搭載のスマートフォンが発売された今、購入を急ぐ人はあまりいません。一方、東芝とASUSはWindows Mobile搭載デバイスのみをリリースしており、高性能なAsus P565を除けば、どちらも目立った成功を収めていません。
さて、これらの大手携帯電話メーカーの苦難の共通点は、明らかにWindows Mobileです。どうやら、大多数のユーザーがMicrosoftのWindows Mobileに愛着を失いつつあり、このモバイルOSを搭載した端末の売上が落ち込んでいるようです。また、ソニー・エリクソンなどの他社が新型スマートフォンの発売に時間がかかる一方で、AppleはiPhoneで大きな支持を得て、米国スマートフォン市場の30%以上を占めています。
現在の経済情勢は、ソニー・エリクソン、東芝、ASUSがOHTへの参加を決定した要因でもあります。GoogleのAndroid OSは、MicrosoftのWindows Mobile OSの安価な代替(実際には無料)です。オープンな性質のため、GoogleはAndroidを搭載した端末メーカーにロイヤリティを課していません。そのため、メーカーは不況下でもより安価なスマートフォンを製造し、より多くの端末を販売することができます。
消費者にとって良い点は、選択肢が増えることです。今のところAndroidスマートフォンはT-Mobile G1だけですが、将来は有望です。しかし、正直なところ、G1はマルチメディア対応の強力なスマートフォンでもなければ、ビジネスマンにとって夢のようなスマートフォンでもありません。しかし、Androidの波に乗る企業が増えれば、多様性も増すでしょう。ソニー・エリクソンはAndroidウォークマンのような、よりマルチメディア志向のスマートフォンを発売するかもしれませんし、東芝は新製品でビジネスユーザーをターゲットにする可能性があります。
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