ブルームバーグの報道によると、来年の今頃にはスティーブ・ジョブズ氏が壇上に上がりiPad 3を発表するかもしれないが、マイクロソフトは依然としてタブレット向けのWindowsの開発に取り組んでいるという。しかし、その数ヶ月後、同報道の匿名の情報筋によると、マイクロソフトは2012年の新学期シーズンに合わせて、タブレット対応のWindowsをリリースする予定だという。

タブレット革命から1年が経過した現在も、マイクロソフトはタッチ操作に最適化された実用的なタブレットOSを未だに開発できていない。同社はスマートフォン分野でWindows Phone 7でようやく追い上げているところだが、Windows Phone 7は2007年に初代iPhoneが始めた競争に既に出遅れている。今、2台目のiPadが市場に登場し、Androidをはじめとするタブレットメーカーとの激しい競争も予想されるため、マイクロソフトは2012年秋までに市場から撤退する可能性がある。
2012年には、iPad 3に加え、AndroidやWebOS搭載タブレットの新型も登場するでしょう。Microsoftがまともな代替タブレットOSを開発するのに1年半以上かかるとしたら、AppleやGoogleのエコシステムに慣れたユーザーがMicrosoftのソリューションに戻る保証はありません。
マイクロソフトは1月、次世代OSであるWindows 8が従来のx86プロセッサだけでなく、タブレットで使用されているようなARMアーキテクチャでも動作すると発表しました。この新しいARMベースのシステムは、CPU、グラフィック処理ユニット、メモリ、入出力機能を統合し、信頼性の向上、消費電力の低減、そしてより幅広いデバイスへの適用性を実現する「システム・オン・ア・チップ(System on a Chip)」アーキテクチャのトレンドの一翼を担うものとなります。さらにマイクロソフトは、Windows Phone 7をスマートフォン専用のOSとして維持し、その他のデバイスではWindowsをそのまま使用する計画を発表しました。
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