Facebook は、友人同士の共同作業を可能にすることで競争に勝てると考えている新しいビデオ作成アプリをリリースした。
同社は水曜日に、ショートビデオを作成して友人と共有できるモバイルアプリ「Riff」をリリースした。動画作成・共有アプリ自体はそれほど珍しいものではない。YouTube、Snapchat、Twitterといった他のサービスも同様のアプリを提供しているが、Facebookは強力な共同作業要素を追加することで、このアプリを差別化しようとしている。
Riffで誰かが動画を作成すると、その人のFacebookの友達が自分の動画をその動画に追加できます。そこからさらに友達の友達が動画を追加し、さらにその友達の友達が動画を追加していく、といった具合です。これは、イベント中や一定期間に他の人が撮影した動画を視聴できるSnapchatの「Our Stories」機能のように、動画にコミュニティ効果をもたらす可能性があります。

しかし、Facebook は、各 Riff ビデオを友人に公開することで、ビデオが予想外の展開を見せ、さらには口コミで広まることを期待している。
「リフが何に役立つかは分かりませんが、コミュニティ内の最高のリフから学ぶことになるだろうという予感があります」とFacebookのプロダクトマネージャー、ジョシュ・ミラー氏は語った。
初めてアプリにログインする際、ユーザーはFacebookアカウントでログインする必要があります。動画を作成するには、ユーザーは「#munchies」や「#speechless」などのトピックを設定します。動画作成後、Facebookに共有するオプションが表示され、友達のニュースフィードで見ることができます。動画はアプリ自体にも表示され、アプリをインストールしているFacebookの友達には、ユーザーが動画を開始したことが通知されます。友達が動画にクリップを追加すると、その友達の友達も動画を視聴でき、クリップを追加できるようになります。
フェイスブックの広報担当者は、各ビデオクリップの長さは最長20秒だが、組み合わせたビデオの長さには厳密な制限はないと述べた。
Facebookはリリース当日、アプリ内でいくつかの動画を公開しました。1本はニューヨーク・ブロードウェイの舞台裏のキャストの様子を映したもので、もう1本はFacebookの社員たちが頭の上に何かを乗せるというアイデアを熱弁する動画でした。
Riffは水曜日からiOSとAndroidで利用可能になります。これは、PaperやSlingshotといったアプリも開発してきたFacebookのCreative Labs部門が開発した、もう一つのスタンドアロンアプリです。