
レーザーマウスを使ったことがある人なら、マウスパッドが使えない状態で、特に滑らかな表面でポインティングデバイスを使うのがいかにイライラするかご存知でしょう。デバイスをきちんとトラッキングさせようと数分間試行錯誤した後、カーソルが画面上を飛び回ったり、完全に消えたりするのを防ぐために、近くの雑誌や本に手を伸ばします。
ロジクールは水曜日、家庭内のほとんどの表面で動作するという2種類の新しいマウスを発表しました。通常サイズの「パフォーマンスマウスMX」と、より持ち運びやすい「ロジクール エニウェアマウスMX」は、ロジクールの最新超高感度ダークフィールドレーザー技術を採用しており、ガラス、花崗岩、漆塗りの木材など、ほとんどのテーブルやカウンターの表面で動作するとしています。

コンピューターマウスが凹凸のある表面でうまく動作しない理由は、ほとんどのレーザーマウスが、多少の凹凸はあるものの滑らかな表面を必要とするためです。マウスはこれらの凹凸を基準点として、コンピューター画面上のポインターの位置を決定します。しかし、特に滑らかな表面では、一般的なレーザーマウスでは検出できるほどの凹凸がありません。一方、Darkfieldは、微細な粒子や表面の微細な傷を基準点として検出するため、ロジクールによると、通常のレーザーマウスよりも精度の高いデバイスとなっています。
ロジクールのPerformance Mouse MXは、希望小売価格が約100ドルで、4つの親指コントロールを備え、マイクロUSB充電器が付属しています。ノートパソコンサイズのAnywhere Mouse MXは約80ドルで販売されます。どちらのマウスもワイヤレスで、超高速スクロールモードと通常スクロールモードの2つのスクロールモードを備えています。また、ロジクールのUnifyingレシーバー(最大5台のワイヤレスデバイスをコンピュータに接続できる小型USBデバイス)に対応しています。
新しいDarkfieldマウスは、あらゆる表面に適応できる新しいタイプのポインティングデバイスです。マイクロソフトは昨年秋、マウス用のBlueTrackシステムを発表しました。レドモンド社によると、カーペットから花崗岩のカウンタートップまで、様々な表面で動作するとのことです。しかし、Darkfieldに期待しすぎる前に、ロジクールによると、この新技術がガラスの表面で正常に動作するには、少なくとも0.15インチ(約3.8cm)の厚さが必要だそうです。ちくしょう、たった0.10インチ(約2.5cm)の厚さのガラス製テーブルトップに、あんなに大金を費やしたなんて。