
コンピューターチップメーカーのIntelとAMDは、2008年をクアッドコアの華々しい幕開けで締めくくろうとしています。Intelは新しいモバイルプロセッサ、Intel Core 2 Quad Mobile Processor Q9000を発表しました。Acerは、発表されたばかりのAcerノートPCにこのプロセッサを搭載すると大々的に宣伝しています。AMDは、次期Phenom IIプロセッサのオンライン予約受付を既に開始していると報じられています。しかし、AMDもIntelも、どちらのチップについてもまだ公式発表を行っていません。
Acerの新型ノートPC「Aspire 8930G-7665」の心臓部は、Intel Core 2 Quad Mobile Processor Q9000です。この最新のクアッドコアプロセッサは、12MBの共有L2キャッシュ、1066MHzのフロントサイドバス、そして2.53GHzを超えるクロック速度で動作します。
Acerのノートパソコンは、Q9000プロセッサに加え、18.4インチ液晶ディスプレイ、4GBのDDR3メモリ、NVIDIA GeForce 9700M GTグラフィックスカード、500GBのSATAハードディスクドライブといった優れた機能を備えています。8930G-7665は現在、約1,800ドルで販売されているとのことです。
IntelはQ9000に加え、他に4つのモバイルプロセッサを発表したと報じられています。これは、AMDが2009年コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で新型クアッドコアPhenom IIプロセッサを正式発表する準備を進めている中での発表です。一部の小売店ではすでに予約受付が開始されているこの新型AMDプロセッサは、最大3GHzの速度で動作し、8MBのキャッシュを搭載します。