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中国聯通は、中国でiPhoneを提供するためアップルと3年契約を結んだと金曜日に発表し、数ヶ月にわたり渦巻いていた噂を裏付けた。

同社は声明で、今年の第4四半期にこの携帯電話を発売する予定だと述べた。この契約により、約7億人の携帯電話加入者を抱えるこの国の巨大市場にiPhoneが参入することになる。
同社はウェブサイトに掲載した資料の中で、発売予定のモデルとして8GBのiPhone 3Gと、16GBおよび32GBのiPhone 3GSを挙げた。資料では、これらの機種の「競争力のある購入価格」を謳っていたが、詳細は明らかにしていなかった。
iPhoneは、密輸版を購入したり海外から入手したりするファッションに敏感な中国人ユーザーの間ですでに人気がある。
iPhoneは、中国聯通が推進する3G規格のWCDMA(広帯域符号分割多重接続)をサポートしている。この規格は欧州や米国の一部の通信事業者でも使用されている。しかし、中国聯通が提供するiPhoneは、中国で販売するために必要な政府ライセンスの1つを取得した無名のAppleデバイスの記録には記載されておらず、Wi-Fiをサポートする可能性は低い。
中国では今年まで携帯電話でのWi-Fi接続は認められていなかったが、今年になって国産の無線LANセキュリティプロトコルに対応した端末のWi-Fi接続が認められるようになった。現在、ライバルの中国電信がPalm Preを販売するのではないかという噂も広まっている。