
「環境に優しい」というだけで、質の悪い携帯電話を買いますか? 350人もの従業員を擁し、最新モバイルOSをデバイスに実装している企業なら、ペットボトルをリサイクルして作られた携帯電話なんて、誰も期待しないでしょう。しかし、モトローラは理性的な判断を覆し、2009年の携帯電話ラインナップをさらに退屈なものにすることを決意しました。
昨日報じられた通り、モトローラは今年発売予定の2機種の新型携帯電話、MOTO W233(上記写真左)とMOTOSURF A3100(右)で、完全に「グリーン」な製品に仕上がっています。モトローラではイノベーションが枯渇しつつあるようです。これらの携帯電話はもはやこれ以上ないほど標準的になっているからです。もちろん、これは同社のカーボンオフセット政策ではなく、携帯電話そのものを評価する場合の話です。
簡単にまとめると、W233は128×128ピクセル(1.6インチ)の画面を搭載し、最大2GBのmicroSDカードに対応しています。一方、A3100は2.8インチのタッチスクリーン、Windows Mobile 6.1の強力なOS、そして全方向操作可能なトラックボールを搭載しています。つまり、新しいスマートフォンに特に自慢できる点がないのであれば、「グリーン」というカードを選ぶだけで十分でしょう。
モトローラによると、W233はリサイクルされたペットボトルで作られており、 A3100の最大の特徴は「完全にパーソナライズされたホーム画面」です。また、W233はCarbonfund.orgのカーボン製品認証を取得しており、箱は100%使用済み紙をリサイクルして作られています。
「グリーン」について語りすぎたでしょうか?確かにそうでした。というのも、新しいモトローラのスマートフォンについては他に言うべきことが何もないからです。驚くほど薄いわけでもなく、特別な機能も、超高性能なわけでもなく、ただモトローラらしいありきたりな味気ない端末です。グリーンピースが活動家のためにW233の在庫を注文してくれることを願っています。ところで、私はまだモトローラ初のAndroid端末を待っています。