
OCZの最新ソリッドステートドライブが昨日発表されました。「Z-Drive」と名付けられたこの新しいソリッドステートストレージデバイスは、一般的なフラッシュベースの2.5インチドライブというよりは、ビデオカードに近い外観をしています。これは、OCZがVertex SSDドライブ4台を1つの筐体に収め、PCI Express x4インターフェースを介してマザーボードに接続することで、RAID 0構成を実現しているためです。
Z-Driveの容量に応じて、同社の250GBモデルでは最大450MB/秒、OCZの最上位テラバイトモデルでは最大500MB/秒、470MB/秒の読み取り速度と書き込み速度が期待されます。OCZは、その中間の500GBモデルも提供しています。3つのバージョンすべてに256MBのオンボードキャッシュが搭載されており、従来のソリッドステートドライブ(SSD)の最大容量が64MBであることを考えると、これはかなり大きな容量です。
では、4ドライブ構成のSSDアレイはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?OCZはまだ価格を発表していませんが、ヨーロッパの小売価格リークによると、Z-Driveはモデルによって1,200ドルから3,000ドルの間になるとのことです。現在、Vertex SSDの60GBバージョンが約250ドルで購入できることを考えると、PCI Express機能とオンボードRAIDコントローラーを搭載する分には、わずかなオーバーヘッドで済むでしょう。
Fusion-ioや最近ではSuper Talentなど、多くのSSDメーカーがPCI ExpressベースのSSDに注目していますが、これらのデバイスが一般消費者向けに販売されているとは考えにくいです。ソリッドステートドライブ(SSD)の普及を阻む最大の課題は、依然として価格です。低容量のSSDに200~300ドルを要求するのは別として、ドライブアレイに1,000ドルも出すとなると、たとえ愛好家であっても、なかなか納得できないでしょう。しかし公平を期すために言うと、 SSDについてそのような記事が出てくるたびに5セントずつでもお金を払えば、あっという間にテラバイト規模のRAIDが構築できるでしょう。