
ブルーレイディスクプレーヤーは書斎にあるけれど、寝室のHDTVで映画を観たい!そんな時はどうすればいいでしょうか?ActionTecはCESで、802.11n Wi-Fiの範囲内であれば、どの部屋からでもHDメディアにアクセスできるキットを発表しました。
ActionTec MyWirelessTVキットは、今春発売予定で、希望小売価格は200ドルです。Cavium NetworksのWi-Vuテクノロジーを搭載した初のコンシューマーエレクトロニクス製品の一つとなります。Wi-Vuテクノロジーは、5GHz帯の802.11n Wi-Fiを採用し、高解像度メディアをワイヤレスでストリーミングする際によくある問題を軽減するための高度なQoS(Quality of Service)機能を備えています。
このキットは、高解像度メディアソース(Blu-rayプレーヤー、セットトップボックス、ゲームコンソールなど)のHDMIポートに接続する送信機、ディスプレイのHDMI入力に接続する受信機、そして複数の送信機を購入した場合に複数のビデオソースを管理できるリモコンで構成されます。(製品はまだ設計段階であるため、製品写真に使用されているモックアップにはリモコンは付属していません。)
送信機はHDMIパススルーに対応しているため、ビデオソースを近くのテレビに接続できます。また、受信機にはUSB入力が搭載されているため、マウスとキーボードを接続してリモートPCを操作できます。

Wi-Fiでメディアをストリーミングすると、たとえ比較的混雑していない5GHz帯の高速Wi-Fiであっても、干渉や遅延の問題が発生することがあります。しかし、Cavium Networksの技術は、ストリーミングするコンテンツの種類に応じて、変化するネットワーク状況を綿密に監視し、迅速に対応することを約束します。例えば、低遅延が最優先されるゲームをプレイしている場合、Wi-Vuは必要に応じて画像の解像度を一時的に下げます。一方、映画を視聴している場合は、画質を維持するよう努めます。
すべて非常に良さそうですが、製品がようやく完成したら、MyWirelessTV を自分たちで試してみたいと思います。
ちなみに、カビウム・ネットワークスは、複数の家電メーカーが自社製品に同社の技術を採用すると発表しました。この技術の利点の一つは、WirelessHDなどの競合技術とは異なり、新しいタイプの無線チップのインストールを必要としないことです。
CES 2011 の完全なレポートをご覧ください。