大胆なUbuntu Edgeスマートフォン向けクラウドファンディングは終了したかもしれないが、スマートフォンとPCを融合させるという夢は生き続けている。Edge向けに設計された、フォームファクタを問わないモバイルOS「Ubuntu Touch」が、ついにリリースされる。10月17日、Ubuntu Linux 13.10と同時にリリースされる。
このニュースは、Canonical のテクニカル アーキテクト Loïc Minier による Ubuntu Phone チームのメーリング リスト メッセージと、QA コミュニティ コーディネーター Nicholas Skaggs によるブログ投稿によってもたらされました。
「[Ubuntu 13.10] Saucy Salamanderのリリースまであと1ヶ月となりました」とスカッグス氏は17日に記した。「このリリースの一環として、Ubuntuは対応デバイスにインストール可能なUbuntu-Touchのイメージを提供することに尽力しています。」
「あと4週間半で、フォン1.0が現実のものになります!」とミニエ氏は興奮気味に語った。

Ubuntu Touch の開発者バージョンは 2 月にリリースされ、Samsung Galaxy Nexus および (現在は販売終了している) Nexus 4 スマートフォン、Nexus 7 および Nexus 10 タブレットで動作します。
Ubuntu Touchは、Ubuntu用の洗練されたモバイルインターフェースです。スマートフォンやタブレットだけでなく、デスクトップモニターにドッキングすることで、Ubuntu Touchを本格的なデスクトップ版のUbuntuとして起動できます。そのコンセプトは、「スマートフォン、タブレット、PC」すべてを制御する1つのデバイスです。
ただし、Ubuntu Touchデバイスがすぐに店頭に溢れかえるとは期待しないでください。バージョン1.0のイメージは来月からダウンロード可能になりますが、Canonical社によると、このOSを搭載した最初の単体デバイスは2013年末か2014年初頭まで登場しない見込みです。
同社によれば、Edgeスマートフォンキャンペーンでは購入希望者から600ドル程度の小口資金で1200万ドル近くを集めており、その後、メーカーから多数の問い合わせがあったという。
その間、冒険心のある(そして技術志向の)方は、Ubuntu Touchの開発者プレビューをダウンロードし、バグを見つけたら報告することで、このプロジェクトに協力することができます。他のLinuxディストリビューションと同様に、Ubuntu Touchの開発にはチームワークが不可欠です。