画像: ゴードン・マー・ウン
AMD の次期マニア向け Radeon グラフィック カード アーキテクチャである Vega の詳細を待つ時間は、もうすぐ終わります。
今朝、AMDのソーシャルメディアチャンネルは、「Vegaアーキテクチャプレビュー」までのカウントダウンを特集した新しいVe.gaウェブサイトを公開しました。カウントダウンは、CES 2017の初日である1月5日午前9時(東部時間)に終了します。
AMDの最先端14nmプロセス「Polaris」GPUアーキテクチャをベースにしたグラフィックカード(Radeon RX 480、RX 470、RX 460)はいずれもメインストリーム向けのパフォーマンスを重視しており、RX 480は8GBモデルで最高級品でも240ドルからとなっています。AMDが唯一提供するマニア向け製品である高帯域幅メモリ搭載のFuryシリーズは、NVIDIAのパワフルなGeForce GTX 1080には到底及ばず、大幅な値引きなしではGTX 1070の価値提案にさえ匹敵できません。そのため、Radeon愛好家はVegaの登場を待つしかありません。
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Vegaは3月以降、AMDのGPUロードマップに名前しか載っておらず、「HBM2」のハイライトが少しだけチラッと示された程度でした。近いうちに、より具体的な詳細が明らかになるようです。AMDはRadeon Technologies Group専用のFacebookページも開設し、「反乱に加わろう」と呼びかけています。
裏話: CES 2017で見られるハイエンドPCハードウェアはVegaだけではありません。AMDは12月下旬に、大幅に改良されたデスクトッププロセッサRyzenについて、数多くの詳細を発表しました。Ryzenは、AMDにとって10年ぶりの最高峰のチップファミリーとなる可能性を秘めています。Ryzenについても、今後さらに詳しい情報が明らかになることを期待しています。Ryzenは第1四半期、Vegaは2017年前半に発売予定で、CESはAMDにとって、そしてPC愛好家にとって一大イベントになりそうです。来週のPCWorldで最新情報をお伝えしますので、どうぞお見逃しなく。