
クラウドと30日間:8日目

昨日の「30日間クラウドを体験」の記事では、クラウドベースのメールサービスを選び、設定するまでに時間を費やしました。コメント欄で、私がなぜそのように設定したのか、あるいはその方法についていくつか疑問が投げかけられたので、今日はクラウドにおけるメールの問題について改めて考えてみたいと思います。
7日目の記事をまだ読んでいない方のために、ウェブメールサービスとしてGmailを使うことにしました。Gmailが必ずしも好みというわけではありませんが、クラウドベースの生産性向上ツールとしてGoogleドキュメントを選んだ理由の一つとして、Gmailが最も理にかなっていると感じました。
しかし、Gmailの設定方法が「30 Days With the Cloud」の前提から「ズル」しているのではないかと指摘する人もいました。基本的にはGmailを選択しましたが、既存の個人用メールアドレスをGmail内でPOPアカウントとして設定し、さらにMicrosoft Outlook内でGmailをPOPアカウントとして設定しました。その結果、必要に応じてWebからアクセスできるクラウドベースのメールができましたが、デフォルトではダウンロードされてローカルPCに保存されます。
この設定に関して、一部の読者が主に2つの問題を抱えているようです。1つ目は、Microsoft Outlookを使って「クラウド」メールをローカルに保存していること、2つ目は、メール設定のプロトコルとしてIMAPではなくPOPを使用していることです。
まず、POPとIMAPの問題について触れましょう。POPよりもIMAPを使うべきだという意見が強くあるようです。IMAPの主な利点は、情報が実際にサーバー上に保存されることです。POPアカウントでも、メールクライアントにメッセージのコピーをサーバー上に残すように指示するチェックボックスをオンにするだけで、同じことが実現できます。
IMAPのもう一つの利点は、常に同期が保たれることです。POPではメッセージをPC、iPhone、iPadなど任意の場所にダウンロードするだけですが、メールを削除したりアーカイブしたりするには、各デバイスを個別に管理する必要があります。IMAPでは、複数のローカルリポジトリがサーバーと同期され、その後他のデバイスとも同期されます。そのため、メールを削除したり、別のフォルダに移動したりすると、それらの変更は他のIMAPクライアントにも自動的に反映されます。
IMAP を使うには問題があります。少なくとも私にとっては。まず、個人ドメインのメールアカウントを Gmail に追加する際、POP しか選択肢がないようです。アカウントとインポートの設定に「メールと連絡先をインポート」というオプションがありますが、それが継続的な IMAP 接続なのか、それとも既存データの 1 回限りのインポートなのかが明確ではありません。
正直なところ、[email protected] アカウントから何がインポートされるのか、まだよく分かりません。インポートが完了するまで数日かかる可能性があるとのことで、「アカウントとインポート」設定で完了を確認する必要があるとのことです。どうなるか様子を見てみます。
POPを使ってGmailアカウントをMicrosoft Outlookにダウンロードすること、あるいはそもそもMicrosoft Outlookを使うことについては、少し考えてみましたが、おそらくいくつかのコメントは正しいと思います。複数のデバイス間でメールデータを同期できれば便利なので、IMAPには利点がありますが、クラウド接続が切れてメールにアクセスする必要がある時(必ずではないですが)に備えて、Outlookを使ってメールをローカルにダウンロードして保存することにしました。
しかし、「30 Days With the Cloud」シリーズの精神に則ると、クラウドで Gmail を使用し、必要になったらその橋を渡る方が合理的であるため、私はそうすることにします。
まとめると、Gmailでは個人用メールアカウントをPOPアカウントとして設定しているのは、既存のメールアカウントを引き続き使用する必要があり、Gmailの「メールと連絡先をインポート」がどのような機能を果たすのかまだよくわからないためです。ただし、それ以外は、Web版Gmailを本来の目的通り使用するつもりです。
最後の「30日間」シリーズを読む: Windows Phone 7を30日間体験
7日目: クラウド上のメール
9日目: やあ!クラウドはどこへ行ったの?