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画像: マーティン・ウィリアムズ/IDG
クアルコムは、アップルとのスマートフォンチップのライセンス争いで、米国政府機関にiPhoneの米国への輸入禁止を要請すると報じられている。
ブルームバーグ・テクノロジーの報道によると、クアルコムは米国国際貿易委員会に対し、アジアで製造されているiPhoneの輸入禁止を要請する予定だという。同報道は、クアルコムの戦略に詳しい匿名の関係者を引用している。
クアルコムの広報担当者は、この報道に関するコメント要請にすぐには応じなかった。
USITC は特許侵害を理由に米国への輸入を禁止する権限を有しており、同機関は米国の裁判所でなかなか進まない特許侵害訴訟の代替手段として、あるいは訴訟を補足する手段として特許権者によって頻繁に利用されている。
クアルコムの輸入禁止要請は、アップルが今年後半にiPhone 8を発売する予定の前に出される可能性がある。
先月、クアルコムは、Appleが市場支配力を利用してライセンス料の全額支払いを回避していると主張した。クアルコムの主張は、Appleが1月に同社を提訴したことを受けてのものだ。この訴訟では、クアルコムが携帯電話技術に対して「法外な」ライセンス料を請求していると主張している。
アップルは先月クアルコムへのライセンス料の支払いを一部停止し、クアルコムはアップルからの支払い減少に基づき収益予測を修正した。