
ソニーのウォークマンファンの皆様、申し訳ありませんが、ウォークマンのPMP(パーソナルインターネットビューアー)はもうありません。今年、ソニーはタブレット型のデバイス「Dash」を発売しました。これは同社が「パーソナルインターネットビューアー」と呼ぶものです。インターネットラジオプレーヤー「Chumby」をご存知の方なら、Dashはよく似ています。実際、ソニーはDashの開発にChumbyと共同で取り組んでいました。
Dashは、テレビのように立てて動画を視聴することも、平らに寝かせて卓上ウェブブラウザや電子書籍リーダーとして使用することもできます。Lenovo IdeaPad U1や噂のApple Tabletなど、他のタブレットとの違いは、OSを搭載していないことです。コンピューターというよりは、巨大なタッチスクリーンを備えたポータブルメディアプレーヤーといった感じです。
ただし、ソニーのBRAVIAプラットフォームからビデオやオーディオコンテンツにアクセスできます。また、ソーシャルネットワーキング、ニュース、天気予報など、Chumbyの1,000以上の無料アプリにもアクセスできます。ソニーによると、複数のアプリを同時に実行できるため、Facebookのステータスを更新しながらインターネットラジオを聴くことも可能です。ワイヤレスネットワークに接続している間は、Dashのコンテンツを継続的に更新することも可能です。

Dashにはステレオスピーカーが内蔵されており、PCからコンテンツを転送できるUSBポートも搭載されています。また、標準の3.5mmヘッドフォンジャックも備えています。
Dashは今年4月に200ドルで発売されます。これは16GBのiPod Touchと同じ価格です。Dashは50ドルほど安くても良かったと思いますが、ソニーは手頃な価格の製品をリリースするような会社ではありません。
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