
ウェブトラッカーのStatCounterによると、GoogleのChromeウェブブラウザの利用数が初めてFirefoxを上回り、MicrosoftのInternet Explorerに次ぐ2番目に多いブラウザとなったとのことです。この統計は英国のみのものですが、Chromeは世界的に見てまもなくFirefoxを追い抜く勢いを見せています。Chromeの人気の理由は何でしょうか?そして、あなたのビジネスはChromeを活用すべきでしょうか?
Googleは、企業も含め、誰もがブラウザで生活できるよう願っており、その実現に向けて様々な取り組みを進めています。同時にChrome OSも開発しており、ネットブックのようなノートパソコンであるChromebookで、一見Webブラウザのように動作する機能を実現しています。Googleは、ブラウザの安全性、速度、使いやすさを向上させるための機能を継続的に追加しています。これらの機能の多くはChrome独自のものではありませんが、Chromeブラウザはこれらすべてを統合している点で他に類を見ません。ビジネスでGoogle Chromeを使用すべき5つの理由をご紹介します。
1. サンドボックス

サンドボックス化は、各タブを独立したプロセスとして実行することで、あるブラウザタブで起こっていることが他のタブに影響を与えるのを防ぎます。これは、ブラウザタブを互いに通信できない個別のプログラムに分割するようなものです。これによりマルウェアのインストールを防ぎ、外部の攻撃者が企業データにアクセスするのを防ぐ上で非常に重要です。また、クラッシュしたタブが他のタブに影響を与えるのを防ぐため、時間と作業の損失を節約できます。
2. 自動更新
どれほど丁寧にコーディングされたソフトウェアでも、バグは必ず存在します。そして、そのバグの中にはソフトウェアの安全性を損なうものもあります。こうした脆弱性が発見された際に修正にかかる時間を最小限に抑えるため、Google Chrome は自動更新機能を搭載し、常にパッチを適用しています。これにより、外部の攻撃者がソフトウェアの脆弱性を悪用する可能性を低減するだけでなく、最新の機能がリリースされるたびに、ユーザーに最新の機能を提供することができます。
[こちらも参照: 仕事用 Chrome ウェブ アプリ]
3. セーフブラウジング
インターネットは危険な場所であり、マルウェアとフィッシングは最もよくある脅威です。Googleは危険と疑われるウェブサイトを追跡しており、セーフブラウジングを有効にすると、Chromeはそのようなサイトにアクセスする前に警告ページを表示します。これは、マルウェアによってコンピュータが外部の攻撃者に公開されるのを防ぐためのもう一つの対策であり、ビジネス関連のログイン情報が悪意のある人物の手に渡るのを防ぐのにも役立ちます。
4. スピード

GoogleはChromeの主要な目標の一つとしてブラウザの速度向上を目指しており、継続的にパフォーマンス改善を行っています。その多くは、Googleのオンラインサービスの多くを支えるJavaScriptの速度向上に重点を置いています。つまり、Google Appsを利用する企業にとって、Chromeは業務を遂行する上で最も高速で信頼性の高いブラウザとなるということです。
5. 柔軟性
Firefox の豊富な拡張機能ライブラリは、その成功の理由の一つです。Chrome も Google ウェブストアを通じて、豊富な拡張機能を提供しています。拡張機能は、ユーザーにブラウザの機能を拡張する手段を提供します。Google、Evernote、StumbleUpon などの Web ベースサービスは、ウェブサイトとブラウザをより緊密に統合するために Chrome 拡張機能を利用するケースが増えています。Chrome では、ブラウザを再起動せずに拡張機能をインストール、有効化、無効化、アンインストールできるため、時間の節約になるだけでなく、Context などの拡張機能を使用することで、必要に応じて拡張機能をまとめてオン/オフにすることができます。
ジョセフ・フィーバーは25年間ITプロフェッショナルとして活躍し、コンピュータコンサルティングとソフトウェアトレーニングの経験を積んでいます。FacebookまたはTwitterでフォローするか、ウェブサイトJosephFieber.comからご連絡ください。