画像: イヴァン・クレショフ
オーバークロックは新しいアイデアではなく、ハイエンドプロセッサに限った話でもありません。高校生の頃、私はPalm Tungsten T3のIntel Xscale CPUを400Hzから600Hzにオーバークロックしました。『マトリックス レボリューションズ』の予告編をQuickTimeで再生しやすくするためです。(今思えば、やっても無駄でした。)しかし重要なのは、ほとんどどんなコンピュータープロセッサでもオーバークロックできるということです。ある冒険好きな改造者が、35ドルのRaspberry Piという、当時は小さなSoCだったにもかかわらず、オーバークロックしたのです。
Uptime LabのIvan “Merocle” Kuleshov氏は、Raspberry Pi CM4に搭載されているBroadcom BCM2711プロセッサ(ベースクロック1.5GHz)の蓋を慎重に取り外しました。次に、Raspberry PiをCompute Blade(これも彼自身が設計!)に取り付け、必要な入出力とストレージを確保し、プロセッサに4.5アンペアの電力を供給しました。その後、比較的大型のカスタムヒートシンクを取り付け、Raspberry Piの動作中に圧縮空気を吹き付けました。カスタムの2.5GHz構成に高電圧をかけるため、缶入りのエアを絶えず吹き付けて、Raspberry Pi全体を摂氏6度(華氏43度)に保つ必要がありました。
クレショフ氏は、この小さな冒険の様子をRedditに投稿しました(Tom's Hardwareが発見)。この超高性能で小型、そして驚くほど効率的なコンピューターで、彼は一体何をするのでしょうか? 皆さんも想像してみてください。もしあなたが、この超格安のミニPCを自分でいじってみたいなら、誰でも簡単に作れる、驚くほど実用的なRaspberry Piプロジェクトを10個ご紹介します。
著者: Michael Crider、PCWorld スタッフライター
マイケルはテクノロジージャーナリズムのベテランとして10年のキャリアを持ち、AppleからZTEまであらゆるテクノロジーをカバーしています。PCWorldではキーボードマニアとして活躍し、常に新しいキーボードをレビューに使用し、仕事以外では新しいメカニカルキーボードを組み立てたり、デスクトップの「バトルステーション」を拡張したりしています。これまでにAndroid Police、Digital Trends、Wired、Lifehacker、How-To Geekなどで記事を執筆し、CESやMobile World Congressなどのイベントをライブで取材してきました。ペンシルベニア州在住のマイケルは、次のカヤック旅行を心待ちにしています。