LinuxでAndroidスマートフォンからの通知を同期し、SMSメッセージに返信できるようになりました。Windows 10 PCとAndroidスマートフォン間でCortanaが機能するのと同じように、またMacとiPhone間でAppleのContinuity機能が機能するのと同じように機能します。
KDE Connect が Linux と Android を統合

KDE Connect は、Microsoft や Apple のソリューションよりも多くの機能を提供します。
KDE Connect は名前の通り、KDE Plasma デスクトップユーザー専用ではありません。あらゆる Linux デスクトップ環境に KDE Connect をインストールできます。インストール後は、Google Play ストアから Android 用の KDE Connect アプリをインストールするだけです。
Linux PCとAndroidスマートフォンにKDE Connectをインストールすると、両者を連携させることができます。Androidスマートフォンで受信した通知はLinux PCに表示されます。スマートフォンでSMSメッセージを受信した場合、Linux PCに表示され、Linuxから返信できます。KDE Connectには、カスタムコマンドの起動やスマートフォンをメディアコントローラーのリモコンとして使用する機能など、他にも便利な機能が備わっています。接続はサーバーを介さずに行われ、スマートフォンとPCはローカルネットワーク上でTLS暗号化を使用して直接接続されます。
このアプリケーションは長年開発が続けられており、プロジェクトは最近KDE Connect 1.0をリリースしました。このバージョンでは、待望のSMS返信機能と強力な暗号化機能が追加されました。Linuxデスクトップからスマートフォンにプッシュ通知を送信することもできるので、デスクトップで通知が発生するたびにスマートフォンに通知が届きます。
Kubutnu Backports PPAは、最新のKDE Connect 1.0パッケージをまもなく提供する予定で、Ubuntu 16.04 LTSへのインストールが簡単になります。PPAを追加してパッケージをインストールするだけです。SMS返信機能は搭載されていませんが、通知同期機能は搭載されている旧バージョンのKDE Connectも、Ubuntu 16.04 LTSのメインリポジトリから入手できます。