UPSストアは荷物の受け取りや書類のコピーだけでなく、3Dプリントも行っています。そして間もなく、アメリカ全土でより多くの人が、自分のデザインした小物を現実のものにできるようになるでしょう。UPSは最近、3Dプリントサービスの大幅な拡大を発表しました。
まもなく、全米のUPSストア約100店舗にStratasys uPrint SE Plus 3Dプリンターが導入される予定です。3Dプリント対応のUPSストアの全リストは、同社のウェブサイトでご覧いただけます。UPSは、3Dプリントの拡張がいつ完了するか、また「約100店舗の追加」が具体的に何を意味するのかについては、スケジュールを明らかにしていません。本稿執筆時点では、UPSは全米で45店舗で3Dプリントサービスを導入しています。
UPS の 3D プリントの取り組みは、運送会社と、3D プリンター メーカーであり、より有名な MakerBot ブランドの親会社でもある Stratasys との提携です。
UPSは3Dプリント事業拡大の第一弾として、9月22日から26日を「3Dプリントウィーク」と名付けました。同社が毎年恒例のイベントとして展開していくことを願うこのイベントの第一弾として、Twitterではお馴染みのハッシュタグ「#3DPrintWeek」を添えています。このハッシュタグでは、火曜日の午後7時(東部時間)から「3Dプリントが中小企業にどう役立つか」をテーマにしたトークセッションが行われます。
3Dプリントの緩やかな成長

3Dプリンティングは、まだテクノロジーに熱中する層だけの領域ではありますが、徐々に主流になりつつあります。2013年5月、ステープルズは全米の店舗で3Dプリンターの販売を開始し、同年8月にはUPSも6店舗で実証実験を開始しました。Microsoft Storeも2013年に3Dプリンティングに力を入れ、MakerBotとの提携を18店舗に拡大しました。店舗では、MakerBot 3Dプリンターを購入したり、3Dプリンターのデモを体験したりすることができます。
マイクロソフトは Windows 8.1 にも 3D プリントのサポートを組み込み、昨年 11 月に新 OS 用の 3D プリント アプリをリリースしました。
さらに最近では、Amazon が 7 月に 3D プリント ストアを立ち上げ、顧客がさまざまなものをカスタマイズして自宅に配送できるようにしました。
3D プリンティングは徐々に大きな話題になりつつあり、Amazon、Microsoft、Staples、UPS などの企業がこの技術を誰もが利用しやすいものにするためにさらなる努力をすることが期待されます。