
Sprint が今秋に iPhone 5 を取り扱うとの憶測を受けて、Sprint の店舗経営陣は従業員に沈黙を命じたと報じられている。
ブログ「Sprintfeed」は、小売業者向けの社内メモと思われるものを公開し、ウォール・ストリート・ジャーナルによるSprintのiPhone 5に関する報道を認め、従業員に対しそれ以上の発言は控えるよう指示した。メモには、「顧客から質問された場合、あるいは友人や家族と話している場合でも、iPhoneに関するコメントは避け、『ノーコメント』とだけ述べてください」と記されている。
ウォールストリート・ジャーナルは先週、「事情に詳しい関係者」の話として、スプリントが10月からAT&Tおよびベライゾン・ワイヤレスと並んでiPhone 5の取り扱いを開始すると報じた。メモによると、従業員は噂を目にしたことは認めるが、その際には共有できる情報がないと答えなければならない。メモはスプリントがiPhone 5を入手することを確証するものではないが、噂を否定するものでもない。
あまり深読みしない方がいいでしょう。iPhone 5がSprintに導入されるかどうかに関わらず、Sprintは従業員に情報を知らせないままにし、後に虚偽と判明する噂や誤報を広めないようにしたいのでしょう。
スプリントでさえ、iPhone 5を入手できるかどうかまだ分かっていない可能性もある。ベライゾンがiPhone 4を入手できると予想されていた当時、発売が間近になるまで確信が持てなかったことを思い出してほしい。「iPhoneが我々の手に渡るのは、アップルがそろそろその時だと判断したからだ」と、ベライゾンの当時のCEO、イヴァン・サイデンバーグ氏は11月、アップルがベライゾンのネットワークでiPhone 4を発表する2か月前に述べた。「我々の利益は徐々に一致しつつあるが、アップルも我々の技術と足並みを揃えるための措置を講じる必要がある」
iPhone 5はデュアルモード機能を搭載すると噂されており、Appleは単一のベースバンドチップでGSMとCDMAの両キャリアに対応できるようになる。SprintとVerizonはどちらもCDMAキャリアだが、SprintのiPhone 5は若干異なる無線周波数帯をサポートする必要がある。最新の噂によると、AppleはiPhone 5を10月の発売に先立ち、9月に発表するとのことだ。
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